攻めの姿勢貫きリーグ戦1勝目!

◇2021年度関西大学連盟秋季リーグ戦第6日◇対大院大◇10月23日◇
[第1セット]関大26ー24大院大
[第2セット]関大23ー25大院大
[第3セット]関大26ー24大院大
[第4セット]関大25ー15大院大
[セットカウント]〇関大3ー1大院大
秋季リーグ開幕から1度も白星を飾れていない関大男バレ。連敗を止めるべく対大院大戦に臨んだ。第1セットを先取したものの、第2セットを僅差で取られてしまう。しかし、第3セットをデュースの末取りきり、第4セットは連続得点で大差をつけ試合終了。見事、開幕初勝利を挙げた。


第1セットは先制点を許してしまうも、南本一成(商4)のブロックアウト、金子玄(人2)がサービスエースを決め、蓮尾優大(経4)のブロックポイントで3連続得点。いい立ち上がりを見せた。しかし、その後相手のブレイクが続き逆転されてしまう。「声を出していこう」と田村幸大主将(情4)がメンバーを鼓舞した。金子の強烈なサーブで相手を崩し、ネットを超えてきたボールを蓮尾がダイレクトで押し込む。また、南本が相手リベロを吹き飛ばすほどのスパイクで相手の背中をつかんだ。久保田滉平(情2)の好ディグからの金子のフェイントでセットポイントとなるが、ブロックアウトで失点。しかし、デュースを制し第1セットを先取した。





第2セットスタートは金子のライトからのクロス攻撃。安平瑠也(商1)のサービスエースや池田勇太郎(法3)のツーアタックもあり、着々と点を重ねていく。安平が久保田からの2段トスを決め切るなど勝負強さを見せた。14―9とリードしていた関大だったが、相手に何度もブレイクを許し逆転されてしまう。陰下雄太(情2)がコートに入り、隅田嵐(社1)がピンチサーバーとして登場することで流れを変えようとするも、逆転はかなわずセットを落とした。




勢いに乗りたい関大。第3セット立ち上がりで川合涼太(人1)がコートに入った。開始2連続を安平・南本、川合・安平のブロックポイントとし、その後はお互い譲らず一進一退の攻防が続く。中盤で南本がレフトから豪快に決め、安平からの2段トスを相手コートに押し込みブレイク。ライトからオープントスを決め、レフトからの強烈なスパイクで南本が4連続で点を奪った。そして、岡田大雅(経3)のブロードやクイック攻撃で相手の1歩前を行く。最後は川合が2連続で得点し、相手のスパイクミスでセットを取り返した。




第4セットを取れば関大の勝利が決まる。開始早々、金子が連続で得点するが何度もブレイクされリードを許す。しかし、岡田のクイックや金子のスパイク、池田のブロックポイントで点を重ね同点に追いついた。拮抗(きっこう)した展開が続いていたが、安平がブロックアウトを決めた時点で試合が動きだす。岡田と安平の前衛2人が互いに連続で得点し、南本のサービスエースで5連続得点を挙げた。その後の安平のサーブもノータッチエースとなり、チームを盛り上げる。ここで金子に代わり隅田がコートイン。入って早々にレフトからスパイクを決め、岡田のブロック、安平のサーブでまたも連続得点となる。南本のバックアタックや隅田のクロス攻撃が決まり、大差をつけて第4セットを取りきった。



リーグ6戦目にして初の勝利を挙げた。しかし、すでに全日本インカレへの道は閉ざされ、入れ替え戦の可能性さえもある。もう負けることは許されない。明日も攻めの姿勢を崩さず、必ず白星を飾る。【文:小西菜夕/写真:松尾有咲】
▼田村主将
「ゲームでは勝てたんですけど、雰囲気などの部分がだめやったと思います。大院大という格下の相手に余裕やろ的な雰囲気を出していたので、そういうところが2セット目の結果になったのかなと思います。(良かったところは)普段スタメンではない(川合)涼太が出たときに、チームを盛り上げてくれたところだと思います。(課題は)どの試合もですけど、雰囲気づくりとサーブミスが多いところです。(明日に向けて)明日も勝って2連勝を決めます」
▼川合
「(3セット目からの出場だったが、どんな気持ちでコートに入ったか)2セット目を取られたこともあって、自分にできることといえばチームを元気にすることかなと思っていたので、とりあえず声を出すことと、良いところで決めれたらなって思い入りました。(良かったところ)正直あまり満足いくプレーはできてないんですけど、トスが上がってきた時にしっかり判断して決めきれていたかなとは思います。(悪かったところ)時間差に対してのブロックが遅れて、(手を)前に出しきれていなかったり、あとはサーブが弱くてAパスを返されてしまったので明日は改善していきたいです。明日も勝ちます」