関西インカレ3日目。最終日に向け勢い見せる

◇第98回関西学生対校選手権大会3日目◇10月21日◇ヤンマーフィールド長居◇
[男子200㍍予選]
松井健斗(社1) 1組3着 21.69 準決勝進出
本多諒平(人4) 3組1着 21.52 準決勝進出
濱田澪(1) 4組5着 21.81 準決勝進出
[男子200㍍準決勝]
松井 1組4着 21.12 決勝進出
本多 2組1着 21.09 決勝進出
濱田 DNS
[男子800㍍予選]
松本駿(社3) 1組1着 1.49.75 決勝進出
富岡紋人(法2) 2組3着 1.52.48
高梨有仁(1) 4組3着 1.53.03
[男子5000㍍決勝]
大髙肇(社3) 4位 14.15.42
前田颯真(法4) 12位 14.48.61
石井滉人(2) 24位 15.17.56
[男子4×400㍍リレー予選]
関大 1組1着(和田一真(2)、阪本育(人3)、濱田、松井)3.11.16 決勝進出
[男子走幅跳決勝]
藤戸涼達(人2) 5位 7㍍29
北原颯真(法4) 13位 7㍍02
原義人(人3) 15位 6㍍90
[男子円盤投決勝]
増田直樹(経4) 9位 41㍍36
岡部元紀(3) NM
[女子200㍍予選]
中島杏奈(1) 1組7着 26.66
井上晴稀(1) 3組2着 25.48 準決勝進出
[女子200㍍準決勝]
井上晴 1組4着 25.01 決勝進出
[女子400㍍障害予選]
立川加乃(2) 2組6着 1.05.44
亀澤舞(人3) 3組7着 1.08.85
[女子800㍍予選]
三木友菜(2) 2組8着 2.23.19
[女子4×400㍍リレー予選]
関大 3組4着(立川、粟津志帆(2)、亀澤、安藤来望(3))4.02.45
[女子円盤投決勝]
江草帆乃佳(3) 16位 29㍍80
関西インカレも折り返しを迎える。多くの種目で予選突破者が生まれ、最終日に向け準備を整えた。
この日関大最初の出場者は女子円盤投の江草。一投目から安定した投擲を見せるが上位の記録には及ばず16位で試技を終えた。そしてここからはトラック種目が多く続く。200㍍の井上晴は最初の100㍍で上位に立つと、余裕を持って2着でゴール。続く男子の部には3選手が出場する。1組の松井と3組の本多も序盤からリードを作り、準決勝進出を確実に決めた。4組の濱田は勢いよくスタートを切り前へ出るも、後半に加速し切ることができず5着でのフィニッシュ。だが、3着以下で2番目のタイムとなり、準決勝に駒を進めた。





続く種目は800㍍。女子2組に出場した三木は上位集団に食らいつく力走を見せるが、残り1周の時点で差が開いてしまう。そのまま苦しい展開が続き8位でレースを終えた。男子1組の松本は、近大の選手が大きく先行する展開となるも、落ち着いた走りを続ける。そして残り1周のところからスピードを上げていき、ラストの直線で首位に。着順での決勝進出を決めた。富岡は、序盤から積極的なレースを展開。他選手を大きく突き放す走りで先行するが、そのリードを最後まで守り切ることはできず、3位でのフィニッシュとなった。最終組に出場した高梨は、終盤まで上位争いを繰り広げるが準決勝進出を果たすことはできなかった。




400㍍障害には立川と亀澤が出場。落ち着いたハードリングでレースを展開するが、2選手とも結果は振るわず。最終種目の4×400㍍リレーでの奮起を誓った。続く200㍍準決勝の井上晴は多くの強敵を相手に自分の走りを貫く。トップとは差を付けられてしまうが、4着で決勝進出を決めた。男子の部では濱田は欠場となり、関大からは松井と本多が登場。松井は予選とはギアを変えスピードを上げる。その勢いは直線に入っても落ちることなく、4着でのフィニッシュ。ベスト記録も更新し、決勝へ向け好調を見せた。本多は近大の選手との競り合いを見せるが、決勝への通過ラインは優に突破。この種目に出場した3人すべてが決勝進出を決めた。





一発決勝で行われる5000㍍には3選手が出場。石井は徐々に先頭集団から離されてしまい、後方でのレースを繰り広げるが力走を見せた。一方、大髙と前田は上位でのレースを進める。だが、終盤にかかるにつれ、徐々に差が広がり始めた。そして先頭集団は大髙を含めた4選手となり、し烈な表彰台争いが行われる。立命大と京産大の選手が抜け出し、京大の足立と大髙での3位の座をかけた勝負が残り1周のところで始まった。お互いに一歩も譲らない走りを見せるが、前に出たのは足立。大髙の順位は悔しい4位となったが、ベスト記録を更新し、今後に向けて弾みをつけた。



午後から行われたフィールド種目は男子円盤投と男子走幅跳。円盤投げには増田直と岡部が出場した。岡部は渾身の一投が出ず記録を残すことができない。増田直も3試技目に気持ちを前面に出した投擲を見せるが記録は振るわず。結果は9位となり、4回目以降を投げることはできなかった。男子走幅跳は藤戸が躍動。7㍍29の自己ベストをマークし、ベスト8に進出する。そこから記録を伸ばすことはできなかったが、5位での試合終了となった。






この日最後の種目となった4×400㍍リレー予選。女子1走の立川は少し出遅れてしまうも、全員の力を合わせ徐々に前との差を詰めていく。アンカーの安藤が4位でゴールラインを割り、関大の力を見せた。男子は、1走の和田が上位でバトンをつなぐと、阪本が接戦での粘りを見せる。3走の濱田は集団の後方に位置取るが、最後の直線でスパートをかけ、一気に2位まで順位を上げた。そして松井が200㍍のところで首位に立つと最後までそのリードを守り切る。総合力で決勝進出を決めた。









決勝進出者も多く輩出し、最終日に向け準備万端だ。あとは力を出し切るのみ。関西インカレを笑顔で締めくくるため、選手たちは躍動を誓う。【文:宮本晃希/写真:宮本晃希・小西菜夕】