男子10000㍍で亀田が優勝。関カレ初日から勢いつくる

◇第98回関西学生対校選手権大会1日目◇10月19日◇ヤンマーフィールド長居◇
[男子100㍍予選]
本多諒平(人4) 1組3着 10.58 準決勝進出
宮内和哉(2) 2組2着 10.67 準決勝進出
北凌伎(2) 4組8着 11.10
[男子400㍍予選]
阪本育(3) 2組5着 48.88
増田潮音(経2) 3組6着 51.38
[男子110㍍障害予選]
野志彪海(3) 1組4着 14.96
東野耕大(4) 3組4着 14.82
安達匠(1)DNS
[男子10000㍍決勝]
亀田仁一路(2)1位 30.11.33
坊池一真(4) 9位 30.42.24
坂本亘生(1) 16位 31.40.20
[男子400㍍リレー予選]
関大 1組2着 (宮内、濱田澪(1)、松井健斗(社1)、本多)39.99 決勝進出
[女子100㍍予選]
中島杏奈(1) 1組8着 13.07
井上晴稀(1) 4組2着 12.39 準決勝進出
[女子400㍍予選]
粟津志帆(2) 3組8着 1.00.86
[女子100㍍障害予選]
東谷美都(文2) 2組5着 15.63
[女子400㍍リレー予選]
関大 1組3着 (尾石陽菜(1)、井上、粟津、八田真奈(政策3))48.56
[女子棒高跳決勝]
今碇真央(3) NM
昨年度に引き続きまたも10月開催となった関西インカレ。冷え込みが強まる中、ヤンマーフィールド長居では熱いレースが繰り広げられた。
関大最初の出場競技は女子棒高跳。今碇は3回の試技で3㍍のボーダーを跳ぶことができず、ノーマークで試技を終えた。
トラック種目では、女子400㍍予選に粟津が登場。好スタートを切ったものの、勢いに乗り切れず組8着でのフィニッシュとなる。続いて行われた男子400㍍予選には阪本、増田が出場した。春に行われた関西学生チャンピオンシップでは、マイルリレーにおいて素晴らしいレース展開を見せた増田に期待がかかるが、後半の追い上げが足りず、順位が振るわない。阪本も力走を見せたものの、惜しくも決勝進出を逃した。



女子100㍍予選には期待の1年生2人が出場した。第1組の中島は順位が伸びず8着ゴールとなったが、第4組の井上はスピードに乗った軽やかな走りを見せ、着順で見事準決勝進出を決めた。
男子100㍍予選には全日本インカレで7位入賞を果たした本多、その本多を上回る自己記録をもつ宮内、そして北の3人が出場。本多と宮内はゴール付近で余裕を見せるほどの快走で、準決勝へと弾みをつける。北も力走したものの、決勝進出には至らなかった。





女子100㍍障害予選に出場した東谷は、素早いハードリングで先頭に食らいつくも5着。男子110㍍障害予選でも野志と東野が力強いレースを展開したが、上位につけず予選敗退となった。



続いて行われたのは400㍍リレー予選。女子は跳躍選手が多いメンバーの中で好レースを展開したが、僅差で決勝進出を逃してしまう。男子は1走の宮内がスタートから相手を引き離し、濱田と松井でつなぐ。最後は本多が余裕の笑顔を見せゴールした。問題なく決勝進出を果たし、優勝へ向けて調整していく。







本日の関大最後の競技は男子10000㍍決勝。亀田、坊池、坂本が出場した。スタート後、3人は集団の後ろで出方を伺う。序盤は1000㍍のラップタイムが3分台とスローなレース展開だったが、7200㍍通過時点で亀田がロングスパートを仕掛けた。後ろから一気に先頭へ出ると、ぐんぐん後ろを引き離していく。「この距離だったら最後まで自分のペースで行けると思った。自分に有利な距離で仕掛けた」と亀田。勢いは止まらず、そのまま2位と大差をつけてフィニッシュする。圧倒的な強さで見事優勝を果たした。





100㍍で準決勝、400㍍リレーで決勝進出を決め、初日から優勝者がでた関大。勢いそのまま残りの3日間も突き進んでいく。【文:小西菜夕/写真:小西菜夕・荒川拓輝】
▼亀田
「このレースは勝ちにこだわっていたので、しっかり1位を取れたところは良かったと思います。今回はたくさんのレースプランを考えていて、この距離だったら最後まで行けるという距離を見極めながら臨機応変に対応することを1番のレースプランとして置いていたので、その通りになったので良かったです。(序盤のスローペースについて)ペースは把握していなくて、どういうレース展開になるか、先頭にいた立命大の選手や周りや息遣いなどを見ながら走っていました。そこまでレースがスローになったことは気にしていませんでした。後ろにいると1番周りが見れるし、ペースのアップダウンも最小限に抑えられるのでそこを考えながら走りました。(ロングスパートについて)ラスト7周でこの距離だったら最後まで自分のペースで行けると思ったところがあったので出ました。かなりロングスパートですが、残り1000㍍とかになってくるとかなり周りも出て来ると思っていたので、自分に有利な距離で仕掛けました。(勝ちを確信したとき)今回はスタートから自分が優勝するぞという気持ちで立っていたので、スタートから勝つ気でいました。(今後の目標)駅伝としては優勝することを目標にしていて、その目標に向かって取り組めているので、チームとしてしっかり走れたらと思います。個人としては、今回関西で1位を取ることができたので、次は全国で1位を目指して頑張っていきたいと思います。全国で戦える選手になりたいです」