リーグ首位の帝塚山大にストレート負け。明日こそ勝利を

◇2021年度関西大学連盟秋季リーグ第4日◇対帝塚山大◇10月16日◇
[第1セット]関大17―25帝塚山大
[第2セット]関大22―25帝塚山大
[第3セット]関大19―25帝塚山大
[セットカウント]関大0―3帝塚山大
前節は金蘭大を相手にファイナルセットまでもつれもむ接戦を繰り広げたが、惜しくも敗北。今節こそはと意気込みリーグ首位の帝塚山大に挑んだ。だが、相手の強いスパイクや安定した守備に苦戦し思うように得点を積み重ねられない。悔しいストレート負けを喫した。

第1セット、小林瑞希主将(商4)のスパイクで先制点を奪うが、その後は5連続得点を許してしまう。そこから取っては取られを繰り返し、中盤では竹川瑞貴(情4)の強烈なスパイクが相手のレシーブをはじく。児玉光涼(文2)のツーアタック、升谷未来(人3)の高いブロックなどで得点を重ねるも、相手は関大に流れを譲らない。最後は2度のブロックを含めた4連続得点で第1セットを先取されてしまった。




第2セットはさらに拮抗(きっこう)した試合展開となる。中盤に連携ミスなどから3連続得点を与え、3点差をつけてしまうが、日野美里(人2)が気持ちのこもったスパイクなどで同点まで取り返す。一時は逆転する場面も見られたが、スパイクのアウトが重なり、14―16で2点のリードを許してしまう。たまらずタイムアウトを取る関大は、その後、相手のサーブミスと川上良江(文1)のブロックで同点に追いつく。そして、芦田彩音(人3)の好レシーブや、嶺明華(人1)がコートに入った直後にスパイクを決めるなど、多くの選手が活躍を見せ、終盤までどちらがセットを奪うか分からない状況に。だが、スペースを狙ったスパイクなどで得点を重ねたのは帝塚山大。このセットも勝ち取ることはできなかった。





もう後がない関大はより一層気持ちを引き締める。岡崎凛華(人2)のフェイントやブロックで得点を挙げるが、相手は際どいコースを決め切るスパイクなどで5連続得点を獲得する。5―12と、序盤から劣勢を強いられてしまった。そこからは川上のブロックをはじくスパイクと、サービスエースで2連続ポイントを得る。しかし、相手も簡単に点差を詰めさせてはくれない。芦田幸音(安全3)がサーブやトスで相手を乱し、嶺が速いクロスで得点を重ねるが、序盤に開いた点差は大きかった。逆転することはかなわず、ストレート負けを喫した。



終始苦しい展開が続き、その状況を脱却することはできなかった。「つなぎの部分をもう少し頑張って攻撃でも決め切れるように」と小林主将。明日の大阪大谷大戦では今日の課題を修正し、成長した姿で勝利をつかみ取る。【文:宮本晃希/写真:松尾有咲】
▼小林主将
「1セット目とかは相手のレシーブが堅かった。自分たちの攻撃は決まっているのに、つなげるところをつなげられなくて相手の勢いにやられてしまったのがもったいない。ストレート負けはすごく悔しかった。(帝塚山大は)高さとパワーがすごいので、そこでレシーブ負けをしないようにとみんなで言っていた。しっかりコンビを組まれて打ち込まれたらしょうがないところはあるけど、そうでないところでつなげていなかったのはもったいなかった。(苦しかったところは)レセ(レセプション)が引いて引いてとなってしまっていたことが相手に連続得点を奪われることにつながった原因だったと思う。ワンタッチで浮いたボールがつながらないところも無くしていきたい。でも、日野の速攻やレフト陣のブロックも決まっていたので、そこは自分たちの自信にする。つなぎの部分をもう少し頑張って、攻撃でも決め切れるようにしてあと3戦頑張っていく」