初のインカレも、悔しいストレート負け

◇第72回全日本学生選手権大会◇女子団体1回戦◇対法政大◇10月15日◇桜井市芝運動公園総合体育館◇
[S1]●仲井0(10ー21 12ー21)2宮崎
[S2]●篠原0(16-21 15-21)2三輪
[D1]●佐藤・仲井0(18-21 13-21)2山口・柳井
●関大0-3法政大
秋季リーグで2部優勝を果たし、1部昇格とインカレ出場を決めた関大女子バドミントン部。初めてのインカレの相手は関東で2位の法政大。格上の相手に果敢に攻めるも、悔しいストレート負けとなった。

S1に出場したのは仲井杏花里(人4)。相手の打点の高いスマッシュが襲いかかるも、拾いつなげる。しかし、先にマッチポイントを奪われる。そこから相手を弾くスマッシュが決まるなど脅威の6連続ポイントで相手に迫る。だがこのゲームを落とす。2ゲーム目では1点を取ると取り返す拮抗した試合展開になる。しかし、後半で徐々に相手のペースになり、敗戦となった。

続いて登場したのが篠原七緒(商1)。序盤から相手のミスもあり、リードする展開に。しかし相手の速球や鋭いコースのショットに苦しめられ、惜しくも第1ゲームは落とす。2ゲーム目ではそのまま相手のペースでリードされる。しかし、相手のミスもあり10点目で同点に追いつく。長いラリーが続くも、得点をなかなか決められない。相手のペースを崩せず、黒星を喫した。

D1で負けるとあとがない状況。ここで登場したのが佐藤鈴奈(人4)と仲井ペアだ。序盤から4点リードを許すも、仲井のスマッシュが決まるなど、お互いの息の合ったプレーで18点目に同点と追いつく。しかし、相手の底力を見せつけられこのゲームを落とした。2ゲーム目も終始相手ペースとなる。佐藤がドロップショットで相手を崩し、仲井がスマッシュを放つ場面があるも相手が冷静に対処する。相手の強さを見せつけられ、この試合も敗れた。



初めてのインカレで1ゲームも取れない無念の敗北となった。しかし関東の強い相手と戦ったことで自分たちの課題が見えた試合ともなった。18日にはダブルスが待っている。この経験を生かし、ダブルスでは一勝をもぎ取る。【文/写真:中山秋桜津】
▽仲井主将
「やっぱり関東の2位は自分たちがいつもやってるよりも全然レベルが高くて、自分のプレーでも全部追い込まれてワンテンポ遅れて取らされるという球もあったし、自分が出してしまうミスも増えてしまったので、やっぱり今強い人と試合をさてもらってたので次の個人戦でその速さとかについていけるように頑張りたいです。(今日の試合の課題)今日の試合を振り返って、まず自分たちとスピードが違うなと思ったのと、いつも通用する球が相手に通用しなかったので、自分たちが速く動いてその球についていけるように、これから練習いっぱいしていかなあかんなと思いました。(チームの雰囲気)みんな当たって砕けろみたいな感じで、出る人も出ていない人も応援を頑張っていたのでよかったなと思います。(ダブルスの意気込み)ダブルスでも強い関東の相手と当たるので、その人らに食らいつけるように頑張っていきます」
▽篠原
「試合自体は相手のミスもあり、自分のミスもあったので、もし自分の持ち味のスマッシュが打てなくて、守ってばっかりでなかなか自分のプレーができなかったです。初めての大学の全国大会で緊張とかもあって、みんなの代表としてやるっていうプレッシャーもあったんですけど、結局楽しくプレーできたのですごく良い経験ができたかなと思います。(今日の試合の課題)いつもより飛ぶシャトルに対してサーブの安定性がなかったり、相手のスマッシュに対してレシーブミスが多かったかなと思います。(ダブルスへの意気込み)今日はシングルスしかしてないので、ダブルスがどんなことになるかわからないんですけど、滅多にない機会なんで、先輩と力を合わせて、しっかり楽しんで勝ちにいけたらいいなと思います」
▽佐藤
「関東の2位ということで、元々関西と関東でも差があるというなかで、関西の下位なので関東の上位と当たるのは当たり前なんですけど、もっと1セット誰かが取れたらよかったんですけど、応援の声も出せないということで雰囲気もみんなのまれてしまったかなと思います。そこで出てるメンバーは関西大学とかも背負ってるし、周りの支えてくれる人が最近、応援してくれてる人たちから応援メッセージがきたりしていたのに、このようにストレートでパンパンパンと負けてしまって申し訳ない気持ちがあるんですけど、それまでの行いというか練習とか相手はもっと練習してきたからこういう形になったわけでもっと1年の時、2年の時、3年の時、それで4回の時に初めてインカレにでてラストなんですけど悔いが残るというか3回だったらあと1年頑張ろうとか思えるんですけど、4回で最後自分が出させてもらったのでなんかモヤモヤした気持ちがあるんですけど最後インカレに出場できたことは自分なりによかったかなと思います。18日にダブルスが残っているので今日の悔しかったんで、全国大会が高3ぶりで舞い上がってはいないんですけどなんか自分のプレーができてなくてやっぱりこういう団体で経験して個人戦に持っていきたいなと思います。支えてくれてる人のおかげでバドミントンも続けていられるし、こうしてまかせられているので勝利につなげられたらよかったんですけど、悔しいです。(ダブルスの意気込み)団体で悔しい思いをしたので、個人戦ではありがたいことにシードをもらっているのでそのシードを無駄にせず一つ一つ勝っていってインカレベスト8に入りたいです」