好的中を記録し開幕3連勝

◇令和3年度関西学生リーグ第3戦◇対関学大◇10月10日◇関西大学弓道場◇
【試合結果】
関大68―59関学大(全80射)
2戦目では好的中を見せ、幸先のよい連勝を果たした弓道部女子。関学大を相手にリーグ3戦目が行われた。チームは関学大戦に向けて、一貫して各立13中以上の的中を目指して練習に取り組んできた。最終立では目標的中数を下回ったもののトータルでは68中と好成績を残す。試合を通して圧巻の行射を見せ、リーグ開幕3連勝となった。

今節の先発メンバーは大前・植木鈴華(商2)、弐的・角朋香(政策4)、落前・髙平愛花(人4)、大落・三屋莉歌(法4)。初立は、大前の植木が2中を出してしまったが、後ろの4年生3人がしっかりとカバーする。角が3中、髙平と三屋が皆中を見せ、目標通り13中を達成した。


2立目からもメンバー変更は行わず試合に挑む。植木は「先輩が支えてくださったことが心強かった」と初立の結果を挽回する皆中を見せた。髙平と三屋も初立に続いて皆中を達成し、15中を記録。ここで関学大との的中数の差を一気に広げた。


その後も安定した行射を見せ、3立目では14中、4立目では15中といずれも目標以上の的中を記録し、相手を引き離す。関学大も引けを取らない安定した的中を見せたが、それ以上の結果を出し、最大11中差にまでリードを広げた。5立目では、この試合初めて目標を下回る11中を出してしまった。しかし、出場した唯一の2年である植木が最後まで粘り強い射で皆中を見せたことは好材料だ。目標の62中以上の記録である68中を達成し、リーグ3連勝を果たす。

開幕から好的中で勝利をつかみ続け、順調に白星を積み重ねる弓道部女子。今年こそ昨年逃した王座出場を達成するべく、最終戦に挑む。【文/写真:大森一毅】
▼植木
「チームとして62中を超えるということと流れとして各立13中を切らないようにして勝つという目標を立ててきました。(試合を振り返って)個人的には初立で2中になってしまったが、後ろで先輩が支えてくださり、チームとしては目標的中の13中に乗せることができていい出だしを切ることができたと思います。その後は自分も切り替えて試合に挑むことができたので試合運びとしてはとてもよかったなと思います。(甲南大戦から修正した点)自分の中で引き分けが不安定だったのでそこを修正しました。的中自体はずっといい調子だったので現状維持しつつ、射をきれいにしていくことを意識していました。(次の試合に向けて)去年は、次の対戦相手の大経大に負けて王座を逃したので今年は最後まで勝ち切って王座に出たいと思います」
▼三屋
「相手を気にせずに自分たちの1立13中以上を出そうという目標で試合に挑みました。(試合を振り返って)個人としてはリーグ戦1戦目・2戦目を終えて自分の役割は、とにかく的中させることだと思ったのでそれだけに集中して今日はやり切れたかなと思います。しかし、試合には勝ったけど5立目で崩れてしまったことが個人として悔しいです。次の試合までには反省点を訂正していきたいです。チームとしては、前の人が抜いてしまったとしても信頼関係があったので大丈夫だろうと思っていました。みんなならあてる力があると思って自分の射だけに集中することができました。(甲南大戦から修正した点)甲南大戦からというよりもチームとして調子が悪くても12中以上は出そうという話をしていました。その意識付けは、練習の中でも特に気にして取り組んでいました。(次の試合に向けて)今日は自分の中ですごく調子がよかったのでこの感覚を維持しつつ、最後に情けない抜き方をしてしまったことを始めとする反省点を全部改善しきって次の試合では20射皆中できるように頑張ります」