京産大完封でリーグ2勝目を挙げる

◇令和3年度第53回秋季関西学生ソフトボールリーグ戦◇対京産大◇10月3日◇J:COMサザンスタジアム◇
関 大 100 001 0=2
京産大 000 000 0=0
(関)和田―山口
(京)内谷―清水
1(遊)吉田
2(左)寺田
3(捕)山口
4(中)佐々木
5(一)田中
6(DP)井上
7(二)栗山
8(投)和田
9(三)笹山
FP(右)青木
迎えたリーグ4戦目の相手は、京産大。完封、本塁打とバッテリーが投打に活躍し、リーグ戦2勝目を挙げた。

初回、先頭の吉田圭佑(社3)が四球で出塁すると、寺田龍平(経3)が犠打で走者を進める。1死二塁の好機で打席に立ったのは、今季初の3番起用となった山口葵育(社1)。右前適時打を放つと、その間にすかさず吉田が生還し先制点を奪う。




今季2度目の先発を務めた和田龍馬(法2)。先制点をもらった和田は、序盤は相手に安打を許さない、完璧な立ち上がりを見せる。2回から、白熱した投手の投げ合いが続き、両者安打が出ず、三者凡退に終わるなど、互いのスコアに0が刻まれていく。


和田の力投に応えたい関大は、6回に膠着(こうちゃく)していたスコアを動かす。1回に適時打を放った山口が、再び活躍を見せる。1死から左翼手の頭上を大きく越えるソロ本塁打を放ち、2点目を挙げる。


その裏、関大は1死から内野安打、死球で走者を背負うと、まさかの失策で1死満塁のピンチを迎える。「あの場面、点が取られていたら試合がどう転ぶかわからなかったので、とても助かった」と吉田主将。和田はその後、相手の3、4番打者を連続三振に抑える投球を見せ、チームのピンチを救った。



和田は7回2安打と完封。山口は要所での適時打、本塁打を放つ活躍。バッテリーが投打に貢献し、チームを勝利に導いた。「ロースコアで勝ち切るという関大らしい勝ち方ができた」と吉田主将。今日の勝利でリーグ戦に勢いをつけた関大は、次戦の阪大戦でも白星をつかむ。【文・石井咲羽/写真・遠藤菜美香】

▼吉田主将
「(今日の試合を振り返って)全体的に守り勝ったという試合でした。ロースコアで勝ち切るという関大らしい勝ち方ができたかなと思います。(試合を通してのチームの雰囲気)攻撃が3人で終わってしまったりする早いテンポで進む試合でしたが、雰囲気を悪くさせることなく、ベンチからの声かけなどで雰囲気よく試合を進めることができたと思います。(活躍の山口選手について)今まで6、7番での起用が主でしたが、期待を込めた3番起用に見事答えてくれました。チャンスでのヒット、流れがどっちに傾くかわからない中でのホームランなど、これ以上ない活躍をしてくれました。(投手の和田選手について)球威、制球どちらもとても良かったです。味方の守備のエラーで作ったピンチに対しても、臆することなく、2者連続三振で抑えてくれました。あの場面、点が取られていたら試合がどう転ぶかわからなかったので、とても助かりました。(次戦について)関大とあまり相性の良くない阪大戦ですが、これまで通り、全力でチーム一丸となって、1勝を掴みたいと思います!」