強豪天理大に敗れリーグ2連敗

◇2021ムロオ関西大学Aリーグ第2節◇対天理大◇10月3日◇於・天理親里球技場◇
【前半終了】関大7―33天理大
【後半終了】関大14―36天理大
【試合終了】関大21―69天理大
Aリーグ初戦は同大に大敗した関大。2016年からAリーグを制覇し続ける強豪・天理大との第2節を迎えた。また、主将・龍田恭佑(人4)が前節で足を負傷。副将・高桑基生(人4) が試合の指揮を取った。

前半2分、天理大が関大の守りを崩し、トライを決められる。その後のコンバージョンゴールも決まり0―7と先制される。その後もトライとコンバージョンゴールが決まり、前半11分までに19点を失う。しかし、ここでチャンスが訪れる。前半16分、天理大の守りをパスで崩しながら相手のインゴールに侵入する。さらに相手のオフサイドによりトライまであと一歩となる。そこでSH溝渕元気(人2)がトライを決め5点を獲得し、その後のコンバージョンゴールをCTB工藤広和(人4)が決め、7―19と点差を縮めた。


しかし、前半31分に関大のノットリリースザボールにより、流れが天理大に。天理大の猛攻を食い止めることができず、7―33で前半を終えた。
迎えた後半。開始早々トライとコンバージョンゴールを決められ7―40となるが、後半4分WTB木村一信(社4)のパスに溝渕が反応する。そのままトライし、溝渕は2トライを成し遂げた。その後のコンバージョンゴールも工藤が決め、14―40となった。


後半19分までに2トライを許し、14―50となるが、後半22分、若き期待のルーキーCTB立石和馬(人1)がトライを捥ぎ取った。その後のコンバージョンゴールは高桑が決め、21―50となった。

しかし、関大の攻撃もここまで。天理大の攻撃を止めることが出来ず、21―69でノーサイドとなった。

これにより関大ラグビー部はリーグ2連敗。第3節の相手は関学大。全国大会に出場するためにも重要な試合になる。リーグ初勝利のため、準備を進める。 【文:島田桜介、中村祐貴/写真:島田桜介】
▼森監督
「私たちは同志社に大差で負けているので天理がどうこうよりも自分たちの方にしっかりフォーカスしていこうということで準備をしてきたが、思い通りにいかないことが多くて次節に向けて準備していきたい。(第3節に向けて)リーグ戦に入ってからの戦績などは一切関係なく、関関線ということでしっかりと勝ちに行くための準備をしていきたいと思います」
▼SO高桑副将
「天理がではなくて僕たちがやらないといけないと思っていることを遂行すると思ってやっていたので、天理大学のいいアタックやプレッシャー受けたというのもあったが自分たちがいいクオリティでアタックやディフェンスをできなかったというのが悔いに残る。天理大がとあまり考えていなかったのが、自分たちの気持ち。(第3節に向けて)今、自分たちが負けている中でどれだけラグビーに対して楽しく取り組めるかということだと思います。負けているからとラグビーを楽しめなくなると、練習に対して熱を持てなくなってしまうので、負けているからと落ち込むことなく、次節に向けて自分たちがやらなければいけないことを整理してひたむきに取り組むことが大事だと思う。関関戦というただのリーグ戦ではないということで、選手の自分達自身も非常に大事な一試合だと感じているので、本当に勝つというのを目標にして来週以降試合に向けて頑張っていきたいと思います」