竹村男バス、開幕白星発進!

◇2021年度関西学生リーグ戦1日目◇対同大◇10月2日◇於・向日市民体育館◇
[第1Q]関大22-14同大
[第2Q]関大15-16同大
[第3Q]関大15-12同大
[第4Q]関大21-24同大
[最終結果]関大73-66同大
竹村崚主将(文4)率いる関大男バスがついにリーグ開幕を迎えた。初戦の相手は、同大。昨年度のリーグ戦では、同大に悔しい逆転負けを喫し、全日本インカレの道が途絶えた。リベンジマッチとなった今日、一度もリードを許すことない見事な試合展開で開幕勝利を飾った。

第1クオーター(Q)、先にスコアを動かしたのは関大。開始直後、西村晴人(商3)、竹村が立て続けにシュートを沈める。 第1Q 、竹村は「 試合の入りから、自分のシュートを自信を持って打ち切れていたのがよかった 」と、次々とリングを揺らし、12得点を決める。さらには、武村壮二郎(人3)のフリースロー、岸拓也(経4)のスリーポイントを含めた、4連続シュートで点数を積み重ねる。ディフェンスでは、相手のミスを誘い得点を許さない。攻守ともに機能し、最高のスタートを切る。





「 全関終わってから4ヶ月くらいずっと練習してきて、ベンチメンバー誰が出ても戦えるって言うメンバーが増えてきていた 」と、竹村主将。第2Qも 関大の勢いは止まらなかった。 多くの選手がリーグ戦に向けて積み重ねてきた練習の成果をコート上で発揮。第1Qからのリードを守り切り、いい流れのまま前半を終え、試合は後半へ。






第3Q開始直後、相手にフリースローを与えてしまう。その後もシュートを沈められ、一時は点差が4点に縮まる展開に。しかし、相手に流れが渡ることはなかった。岸がスリーポイントを含む9得点の活躍を見せ、相手に流れを渡さない。終盤には福島大智(法3)がスリーポイントをリングに沈め、リードをさらに広げる。



10点差で迎えた最終Q。お互いの激しい点数の取り合いで、一進一退の攻防が続く。関大は最後まで攻撃の手をゆるめず、要所でしっかりと守り、試合の主導権を握り続ける。最後までしっかりとリードを守り切り、試合終了を迎えた。




この日、竹村20得点、岸18得点。今季が最後のシーズンとなる4回生が中心となり、チームを勝利へ導いた。初戦を突破し、目標の全日本インカレ出場に向けて一歩踏み出した関大。「 今年こそインカレに行きたいという思いが強くある」と、竹村主将。よりレベルアップした関大バスケ部を見せつける時が来た。【文:石井咲羽/写真:牧野文音】

▼ラディオノフ・ユリアンヘッドコーチ
「(今日の試合について)言っておきたいことが2つある。1つ目は良かったことで、ゲームの立ち上がりからハードワークをできたこと。2つ目はテンションがちょっと高すぎたということ。3ヶ月以上試合をしていなくて、開幕戦だからしょうがないことだけど、テンションが高すぎてプレーが遅くなったり、同志社のペース流される展開になって、あまりよくなかった。基本的には全体を通していい試合がができたし、やっぱり勝つことが一番大事。だけど、もう少しいい環境を作るためにもっとキャラクターを見せたり、中心選手はベンチでの行動にも意識を向けるべき。立ち上がりはとても良かったけど、そこから遅い流れが続いてしまった。同志社に流されて早いゲームができなくて、関大ペースに持ち込めなかった。同志社がゲームの流れを握るようになって試合が動かなくなってしまった。いいチームはもう一度流れを握ることができるけど、今日はそれができなかった。だけど、オフェンスでもディフェンスでも重要な時間帯で集中力を発揮していい環境を作れたことは良かった。(初出場のメンバーも多かったが)彼らのポテンシャルは十分大きいと思うし、もっと試合に貢献できると思う。今日は最高の試合ではなかったから、彼らが試合でもっといい動きをすれば、もっといい試合になると思う。出場時間が限られる中で、コート上できるだけチームに貢献してほしい。(次節の龍大戦に向けて)一番重要になるは体力的、精神的に持ち直すこと。次の試合はペースも全く違うと思うし、今日とは全く違ってタフな試合になると思う。だから特に精神面で持ち直して備えたい」
▼竹村主将
「(今日の試合振り返って)振り返って、入りからちゃんと自分たちのバスケットができてたし、ディフェンスでリバウンドのところは、みんな意識高く持ってできてたからそれがよかったと思います。 練習試合とかを何回かやっていて、その中でも何回か入り悪い試合とか、入りよくてもすぐ相手に乗られて相手に追い付かれてとかあったんですけど、今日はアップの段階からみんな気持ちが入ってたし、しっかり切り替えができてたから、やっぱりアップの段階からみんな1つになって、やらなあかんことを一人ひとりができてたから、それがすごくいい入りにつながっていたと思います 。全関が終わってから4ヶ月くらいずっと練習してきて、5人しか戦えへんってより、10人、ベンチメンバー誰が出ても戦えるっていうメンバーが増えてきていた。前半はずっと固定したメンバーで出るより、後半に温存じゃないけど、前半に誰が出ても戦えるって選手も監督も思っているし、みんな準備してやってきているから、前半は全員で戦うっていう監督の作戦やったと思います。(良かったプレー)試合全体を通して、自分のシュートを自信を持って打ち切れていたのが一番よかったと思います。(チームの雰囲気)雰囲気はめっちゃよかったと思います。公式戦だからみんなテンション上がってるっていうのもあると思うけど、今年は、今年こそインカレに行きたいという思いが強くあって。それは毎年4回生が一番強く思っているけど、今年は3回生、2回生もみんな同じ気持ちを持っているから、だからベンチも一体になって、盛り上がってやってくれたからすごい雰囲気よかったと思います。(次戦に向けて)明日は去年負けた龍谷で、一番ぶっつぶしたい相手なので、入りから全員気合入れて、絶対勝ちにいきます」
▼岸
「(今日の試合振り返って)やっぱり全関でもやっている相手なので、リバウンドのところだけ本当に気をつけてやって、晴人(=西村)とかディフェンスリバウンドが重要で、僕がアウトしている時とかに本当にしっかりとってくれたので、やっぱりみんなの活躍があってこその勝利だったと思います。(リバウンドについて)やっぱり練習のときからリバウンドを激しくやっていて、今年はオフェンスリバウンドにもしっかり参加しようと思ってて、2回なんですけど(オフェンスリバウンドを)取ってそのままシュート打てたのがよかったと思います。(チームの雰囲気は)試合を通して結構いい流れのところが多かったと思うので、関大の空気が出せたと思うので、次の試合にも同じような空気で挑んでいけるようにしたいと思います。(久しぶりの公式戦だったので)練習の時から、紅白戦で結構みんな試合に対するモチベーションとかは高まっていたと思うので、それが今日出たかなと思います。(次戦に向けて)明日は龍谷大学なんですけど、去年やっぱり負けているし、インカレに出るためには絶対落とせない一戦なので、しっかり気を引き締めて、自分はリバウドとしっかりスリーポイントを決めて頑張りたいと思います」