チャンス活かせず、立命にコールド負け

◇令和3年度第53回秋季関西学生ソフトボールリーグ戦◇対立命大◇9月23日◇J:COMサザンスタジアム◇
1(遊)吉田
2(三)笹山
3(中)寺田
4(一)田中
5(右)佐々木
6(捕)山口
7(DP)杉本
8(二)栗山
9(左)永野
FP(投)和田
立命大 300 022=7
関 大 000 020=2
(関)和田、杉本―山口
(立)名西、山上―成房
序盤に4点のリードを許し主導権を握られると、6回にとどめを刺す本塁打を打たれ立命大に敗北を喫した。
初回、四球で先頭打者に出塁を許すと、後続に四球と内野安打を許し1死満塁に。無失点で切り抜けたい関大だったが、今季初先発の和田龍馬(法2)がまさかの暴投で先制を許す。さらに、三遊間を抜ける適時二塁打で2点を追加され、この回3点を失う。


和田は2回から、相手に出塁は許すもののホームを踏ませない力強い投球を見せ、スコアボードに0を刻んでいく。和田の力投に応え、なんとか流れに乗りたい関大だったが、立命大の投手を前に3回まで無安打と、厳しい試合展開が続く。
関大初安打を放ったのは、4番田中大輝(情2)。4回、左翼前に打球を運ぶと続く佐々木永羽(経2)も左前安打を放ち、2死一、二塁と得点のチャンスをつくる。しかし、後続が倒れ無得点でこの回を終える。


5回から和田に変わり、マウンドに上がったのは開幕戦で投手を務めた杉本優太(情3)。先頭打者を左飛に抑えるも、右前安打と2つの盗塁に守備のエラーが絡み、さらに2点を追加される。リードを5点に広げられ、試合は後半へ。

主将の一打で関大に流れが傾く。5点差で迎えた5回裏、2死から永野佑樹(人2)が死球で出塁する。「時間コールドで残り数分しかなく、打つなら今だと思った」と吉田圭佑(社3)の左翼手の頭上を越える安打が、相手の失策も絡み二塁適時打となり、まずは1点を返す。続く笹山航希(商3)も初球をレフトに運び、もう1点を追加する。この回2点を奪い、点差を3点に縮める。




流れを相手に渡したくはない関大だったが、6回も立命打線は止まらなかった。失策で先頭に出塁を許すと、代打にセンターの頭上を越える2点本塁打を浴び、点差を再び5点に広げられる。


6回の攻撃を三者凡退で終えたところで悔しくも時間コールドとなり、試合終了となった。今日の敗戦で秋季リーグ優勝は厳しい状況になってしまったが、次の勝利に向けて、秋季リーグ戦を戦い抜く。 【文:石井咲羽/写真:中山秋桜津】
▽吉田
「(今日の試合を振り返って)初回3点取られて、全体として初回の悪い流れっていうのをそのまま引きずった試合だったと思いました。途中でチャンスが来ることがあったのですが、そこのチャンスを活かせなかったため流れが変わらなかったかなと思います。(和田について)和田に打たれてもいいから思い切っていけよと何度も声をかけました。(相手の投手に対して)基本的にはライズという上がってくる球が多かったのでそのライズを止めはするんですけど、ただ正面とかいい当たりを打ってもフライが多かったので、打てそうで打てなかったです。(自身の適時打について)打ったボールは落ちる球を打ったんですけど、あそこは時間ギリギリで100分ゲームで97分とか経ってたんで打つならそこしかなかったので今だと思いました。(次の試合に向けて)優勝というのが今日の試合で厳しくなってしまったので、3位以上にはなれる位置にはいると思うのでそこを目標にしたいです」