期待の新生、山下日菜子

春期リーグで快進撃を見せた女子ホッケー部の山下日菜子(人1)。初戦から大学での公式戦初ゴールを決めるなど1年生らしからぬ活躍を見せた。

ホッケーとの出会いは中学の部活動見学。そこで競技をする先輩に憧れ、自分もやってみたいと思った。中高では仲間と共に毎日汗を流した。自身の実力に伸び悩む時期もあったが、周囲の人々に支えられながら競技をする楽しみを実感した。
大学ではディフェンダーからミッドフィルダーに転向したことで、試合中の視野や役割が激変し苦戦する。「全体を見たプレーと声かけをしっかりし、先輩や同期に頼ってもらえる選手になりたい」と意気込む。
山下には夢がある。母校に帰ってホッケーの指導者になることだ。プレーだけでなく様々な知識を持った指導者を目指し、この春関大にやってきた。人間健康学部で体の使い方を学び、子ども達に教える力を養っている。「大学でもホッケーを続けて指導する力を身につけたい」。この思いが大学で競技を継続する原動力だ。高校でお世話になった尊敬するコーチを目指し競技に打ち込む。
山下の武器は相手の意表を突くパスやパスカット。試合中は相手の行動を先読みすることを心がける。「積極的にパスカットしてから攻撃につなげられるようにしたい」。秋期リーグでは小柄な山下が繰り出すダイナミックなプレーに注目だ。【松尾有咲】
◇山下日菜子(やました・ひなこ)
2002年(平14)7月20日生まれ、県立八頭高出身、153㌢。好きなアニメは「僕のヒーローアカデミア」。