熱戦繰り広げるも、一歩及ばず

◇令和3年度関西学生男子秋季1部校学校対抗戦第4日目◇対近大◇9月9日◇日野ゴルフ倶楽部クイーンコース(6866ヤード、パー72)
●関大7P-9P近大
合計 1勝3敗 22ポイント
[シングルス]
3勝5敗 3ポイント
○真鍋-小野 6and5
●河合-城野 7and6
●ニコラス-亀井 6and5
●鶴久-和泉 3and1
●岡山-田村 3and2
○山形-有岡 2and1
○釣浦-中村 3and2
●森継-山下 1down
[ダブルス]
1勝1敗2分 4ポイント
-真鍋・山形-亀井・城野 A.S.
○河合・釣浦-有岡・小野 4and3
●岡山・鶴久-和泉・田村 4and3
-森継・ニコラス-中村・山下 A.S.
雨の降る中のスタートとなった大会4日目。この日も各々が健闘した。
シングルスでは3人が勝利。初めにスタートした真鍋和馬(文1)は6and5で危なげなく白星を挙げる。しかし、続く4人はリードを許す展開となり、ポイントを獲得することができなかった。しかし、6番手の山形吏輝(社2)が2and1で勝利を収め、チームにポイントをもたらす。釣浦郁真(人2)も続いて3and2と余裕を勝利を飾ると、最後の森継章仁主将(人4)を残して3-4となり、何とか引き分けに持ち込みたいところだった。しかし、あと少しのところで決めきることができず、1downと惜敗した。
ダブルスではそれぞれが熱戦を繰り広げた。初めにスタートした真鍋・山形組は序盤から実力を見せつけ、前半を2upで折り返す。その後、1upで最終ホールまでもつれこまれる。勝ってチームに勢いをつけたいところだったが、相手のロングパットが決まり、まさかのオールスクエアに。続く河合慈英(経2)・釣浦組は相性の良さが結果に表れ、4upで前半を終える。そのまま調子を落とさずに15番ホールを終えて、4and3で勝利を収めた。


3番目の岡山友哉(文4)・鶴久慧(経3)組は、前半を1downと惜しいところで折り返す。12番にショートパット、13番にロングパットを決められてしまう。健闘もむなしく4and3で敗れた。


最後のニコラスアドリアン(商2)・森継組は、前半を終え3downと苦しいスタートを切ってしまう。しかしここで、他のダブルスの結果により、勝てば団体引き分けとなる重要な役割を担うこととなる。2人はこの状況を味方に付けるように、終盤で怒涛(どとう)の追い上げを見せる。後半、ニコラスの活躍で3つを奪い返し、オールスクエアに持ち込む。その後、もう一度リードを許して17番ホールを迎える。負ければ終わりの場面で森継が主将の意地を見せ、オールスクエアで最終ホールを迎える。仲間が固唾(かたず)をのんで見守るなか、勝負の行方は森継の腕に任された。しかし、打たれたボールはカップまで届かず、この熱き戦いは引き分けで幕を閉じた。


あと一歩のところで勝ちきれず、悔しい結果に終わったこの日。目標の全国出場のため、最終日の戦いに期待がかかる。【写真/文:上田紫央里】
▼河合
「(ダブルスについて)相方の釣浦くんと噛み合って、安定したプレーを見せてくれたので、僕は得意のパッティングを出せたかなと思います。(勝因は)二人で息がピッタリだったところです。片方がミスしたところをお互いカバー出来たところがよかったです。(良かったところは)僕が8番ホールでイーグルとったところです。相手はバーディー取ってきたんですけど、そこでイーグルとったのが相手のダメージも大きかったでしょうし、僕もうれしかったんで乗っていけたと思います。(課題は)途中まで勝っていたんですけど、最後少しもつれ込みそうになってしまったんで、そこを一発で仕留めれなかったのが課題だと思います。(意気込み)シングルスで勝って、ダブルスも勝って、全国に出場できるように頑張ります」
▼釣浦
「(ダブルスについて)河合くんとお互いチャンスを作って、ちゃんとそのチャンスをものにすることが出来て、うまく噛み合ったと思います。(勝因は)出だしを自分たちがとって、先に流れをつかんで相手に流れを渡さなかったのが勝因だと思います。(相性は)何回も組んでるんですけど、いつもいいので今日も良かったと思います。ずっと一緒にいるんで、お互いのことも分かっているので、分担してできていると思います。(良かった場面は)河合くんのイーグルが今日の勝負のカギだったと思います。あんまり流れが良くない時だったので、その一発で流れを変えてくれたので良かったと思います。(課題は)特にないです。完璧でした。(意気込み)明日の関学戦は大事な一戦になるので全勝目指して、シングルスもダブルスもどっちも勝てるように頑張ります」