学校対抗戦開幕!強豪相手に健闘みせる

◇令和3年度関西学生男子秋季1部校学校対抗戦第1日目◇対大院大◇9月6日◇日野ゴルフ倶楽部キングコース(7035ヤード、パー72)
●関大1.5P−14.5P大院大
合計 1敗(1.5ポイント)
[シングルス]
関大1勝6敗1分 1.5ポイント
●森継−宇喜多 6and5
●鶴久−鈴木 7and5
◯釣浦−石川 2and1
●山形−小寺 6and5
●松丸−鈴木 9and8
●ニコラス−仲里 4and3
–真鍋−下家秀平 A.S.
●岡山−下家秀琉 4and3
[ダブルス]
関大4敗 0ポイント
●鶴久・森継 4and2
●釣浦・真鍋 3and2
●山形・ニコラス 2and1
●北川・輿石 9and7
[合計ポイント]
1.5ポイント
今年の春に1部昇格をつかんだゴルフ部。ついに秋の学校対抗戦が開幕した。初日は関西随一の強豪・大院大との対戦。想定以上の苦戦を強いられる場面もあったが、シングルスでは釣浦郁真(人2)が2アップで勝利、真鍋和馬(文1)がオールスクエアを果たした。
シングルスには8人の選手が出場した。公式戦初出場のメンバーもいる中、関西一の強豪に挑んだ。アウトスタートで先陣を切った森継章仁(人4)・鶴久慧(経3)はパーをセーブ、バーディーを取る場面も多く、ハイレベルな戦いを繰り広げる。健闘はしたものの力の差を見せつけられる結果となった。インコースでは、公式戦初出場の松丸宏煕(経2)もイーブンに持ち込む場面もあったが、大差をつけられる。
続くニコラスアドリアン(商2)、山形吏輝(社2)は本調子とはいかず勝利には届かなかった。岡山友哉(文4)も相手に迫る場面もあったが、3ホールを残し敗れた。だが、釣浦郁真(人2)がパターにさえを見せ2アップで勝利。ルーキー・真鍋和馬(文1)も日本学生選手権18位タイの強い選手を相手に最終ホールまで持ち込むと最後のパットを決め、オールスクエアに持ち込んだ。



後半行われたダブルスでは、3組がハーフホールを1ダウンで回り好発進。鶴久・森継組は相性の良さを見せスコアを伸ばした。シングルスで活躍した釣浦・真鍋組だったが、バーディーパットをなかなか決めれずに苦戦。「自分たちは一番勝たなきゃいけない相手だった」(=真鍋)とダブルスの難しさを痛感した。


インスタートの山形・ニコラス組も9ホール目までを1ダウンと善戦。その後も1ホールを残し2ダウンと相手に食らいついたが、巻き返しはかなわず。一方、ダブルスから登場した北川遼真(法3)・輿石航(商4)は相手の強さを見せつけられる結果となった。




春に1部に昇格したことで、初めてのマッチプレー方式での公式戦に挑んだ関大。全国にも名をはせる強豪相手に大敗したものの、シングルスでのルーキーの健闘やダブルスで接戦を見せるなど収穫もあった。この試合を糧に明日の同大戦で少しでも多くの勝利、ポイントを確実に積み重ねる。【文/写真:牧野文音】
▼森継主将
「(今大会について)部の目標としても団体戦での全国リーグ出場というところを掲げているので、一番の大きな試合だと思います。この大会に向けて、春リーグも去年より1つ上のリーグで戦うにつれて、特に春はラウンドのホール数が多くなるというということで、体力面の強化をやってきました。普段からラウンドの回数を増やしたりとか担いでラウンドするであったり、トレーニングではなくて多くのラウンドこなしながらスコアを求めてやりました。ただ走ったりするトレーニングではなく、普段から1ラウンドで終わるのではなくて、1.5ラウンド、2ラウンドをすることによって体力の配分などを練習から取り入れた部分でした。(今日の目標は)相手が関西で一番強いので、いい選手と当たることによって、自分の未熟さやレベルの高さを感じることができたし、これから用意していくことや学ぶべきことも見えてきたと思います。何よりもマッチプレーで戦うという部分が今までにないことで、経験不足からのスタートなので、逆に今の力でどこまで行けるのかという部分では、ダークホースとしていい形で取り組めているのではないかと思います。(シングルスについて)マッチプレーで勝つことの難しさもそうですし、大阪学院だからというよりかは自分のプレーが出来なかったことに対して、自分も含めまだまだ未熟だと感じることができたと思いますし、1部校であるからこそ、バーディーとか取られても仕方ないというふうに割り切って戦えているので、その上で自分からスコアを崩してしまうとかであったり、決めるべきパターを決めることが出来なかったり、そういった部分で埋もれたのと、単純に力負けした部分が表れた結果がシングルスだったと思います。自分でのミスを減らして、相手へのプレッシャーのかけ方も変わってくるので。近い人が有利というよりかは、遠くの人が先に打ったほうがピンの近くに寄せられた時に、次に近くの人がプレッシャーを与えることが出来るとか、パターでも先に打って決められた方が、近い人でもプレッシャーをかけたりとかもできるので、そういった部分が普段のプレーとは違うところで考えることがたくさんあるなと思います。(ダブルスについて)自分のペアも含め、大阪学院に勝てるとは言わないですけど、互角に戦えるくらいの力はあるなと思っていて、結果的には2ホール残して負けという形にはなりましたけど、今日の分析で関大ゴルフ部はダブルスに強いと思っていて、ダブルスの練習も組んだりとか、相性を考えたりとか、選手自身で意見を交換したりとか、ダブルスには向いている選手も多いし強いとも感じたので、明日からは期待できるかなと思います。(初出場の人もいて)人がどうこう言って教わるよりも、自分で見て体験して学ぶことが何よりも一番だと思うので、それを後輩やこれからレギュラーに入る人にどんどん経験していって欲しいと思うし、4回生もやっとの思いで最後レギュラーに入れた子もいるので、その子達にも頑張って欲しいという気持ちもありつつ。人数が多くなって、個人競技でも少人数で戦っているときよりは、自分のためにもチームのためにも戦っているという思いは強くなっているのではないかと思います。(明日に向けて)気持ち的な部分では、自分の調子のつかみ方や、ストロークプレーとは違う部分を感じることができたので、そういう修正力や対応力のある選手が多いと思うんで、今日よりは明日の方が力は発揮しやすいと思います。戦略的な部分で言うと、相手の選手の傾向などはある程度把握しているし、選手自身全員が敗因もみんなが分析できているので、誰が来ようと自分のプレーをするだけだと思います。今日経験できたことや反省点を見つけられたことは大きいと思いますし、シングルスもダブルスもいかにどう勝ち切るかという粘り強さの部分で、選手自身が最も成長できる団体戦なのではないかと思います」
▼釣浦
「(今大会に向けて)リーグ戦がマッチプレーなんで、マッチプレーの練習を部内で何人かとやって経験を積んで、普段のストロークプレーとは違う部分があるんで、そこを練習してきました。(初戦に大院大と当たって)誰と当たっても強いのはわかっていました。対戦相手が同級生の子だったんで、まだチャンスはあるかなと思って、今日は自分のプレーができて勝てて良かったです。後半、パターがよく入って、相手にペースを渡さなかったのがよかったと思います。(明日に向けて)明日からも1つも落とせない試合になると思うんで、自分は全勝を目指して頑張ります」