1部校相手に完敗 リーグに向け立て直し図る

◇第39回大阪学生大会◇対関外大◇7月19日◇関西外国語大学◇
[第1Q]関大9-18関外大
[第2Q]関大20-25関外大
[第3Q]関大17-19関外大
[第4Q]関大16-24関外大
[最終結果]関大62-86関外大

前日の2戦を勝ち上がり、1部校の関外大と対戦した。しかし、第1Qから強さを見せつけられる。中盤に連続得点も決まりくらいついたが、1部の壁を破ることはできず。関大の持ち味を出せないまま敗れた。
第1クオーター(Q)、相手に先制点を献上。堀口葵衣(人3)の得点や、永田舞(安全4)がフリースローを獲得しくらいつくが、相手ペースは変わらず。シュートを放つものの、相手守備に封じられ得点には至れない時間が続く。山脇茉里(安全3)のフリースローでなんとか9点目を獲得し、第1Qを終えた。


続く第2Qも相手ペースは変わらず、相手に連続得点を許す。開始約4分後に奥谷楓(人3)がルーズボールから速攻を決めると、乕田優香里(経3)のリバウンドショットや堀口のシュートもリングを通過。その後、乕田や新井紫予(政策4)が連続で得点し食らいつくが、14点ビハインドで試合を折り返した。


第3Q、永田主将が「出だし意識して勝ちに行こう」と声をかけると、新井のリバウンドショットで先制。しかし、得点後すぐに取り返される展開が続く。タイムアウト明け、新井のカットインが決まると、バスケットカウントや山脇のジャンプショットから連続得点を奪う。守備からの攻撃が機能し出しだしたが、相手の背中を追いかける展開のまま。

迎えた第4Q、出だしこそ積極的にゴールを狙ったものの、相手の早い展開に対応できず。体力的にもしんどい展開になり、相手に8連続得点を許す。開始約6分後、新井が狙ったスリーポイントから3本のフリースローを獲得。そこから積極的にゴールを狙い、山脇のゴール下や田浪歩乃佳(政策2)のジャンプショットも決まる。しかし、相手の一足早い攻撃に追いつけないまま、試合終了となった。


「強い相手に逃げ腰になってしまった」(=永田主将)と、1部相手に完敗。リーグ戦での2部優勝に向け、必要な力を再確認した。リーグまであと2ヶ月。基本的な部分から徹底し、リーグでは関大らしいバスケットを見せてくれるに違いない。
▼永田主将
「強い相手に逃げ腰になってしまった部分があった。全関初戦で武庫女に対してできた、あたっていって、切って崩していくという自分たちのバスケットが、この試合では全然できなかった。身長は低いけど、どこからでもドライブを仕掛けられるのが強みなので、オフェンスでは積極的に攻めて崩していく、ディフェンスでは攻めのディフェンスから早い攻撃、相手の嫌がるディフェンスをしようって言って試合に入った。相手のトランジションが早いのに対してアジャストできなくて、速攻されることが多かった。体が強いチームとやる時は、ぶつかり合いでも消耗するし、走り出しも早くて、4Q戦う体力の部分も課題。中盤は、プレッシャーにも慣れてきて、次はカットやろうとか、若干戦えたけど、ディフェンスでやられてしまって、追いつけなかった。(チームの雰囲気は)疲れがもあるし、悪い意味で試合に慣れしてしまってあまり良くなかった。久しぶりの試合を楽しんだり、相手に向かっていくということは武庫女戦の方ができていた。関大らしい明るさや、向かっていく姿勢で、いい雰囲気に持っていけたらもっと戦えたかな。自分のプレーでは、チームを引っ張る中で、ディフェンス1本欲しいときにとかに、声を出すことは意識し続けていて、試合でもできた。それに周りを巻き込んで、チームを勝たせるにはもっと詰めないといけない。シュートの決め切りの部分でも、まだ体が弱いのが課題。体力でも、体の強さの部分でも、2部では通用するけど、関大は1部昇格を目標しているので、1部と試合経験を積んだり、練習の中で走り込んだり、食事で体を作ったりという基礎的な部分をもっと固めた上で、練習で細かい動きとかを修正していけたら。(リーグ戦に向けて)関大女バスとしてずっとしたことがない1部昇格という目標に向けて、まずはしっかり全勝していい形で入れ替え戦に臨めるようにしたい。自分としてもバスケ人生ラストなので、後悔ないように頑張り続けて、リーグ戦にいい形で持っていきたい」
▼奥谷
「今日の試合は1部が相手で、自分たちがやってきたことをしっかり出し切らないと勝てないとわかっていたけど、最初から逃げ腰になってしまった。試合に立ち向かう姿勢があまりできてなかったと思うので、改善していかなければならない。勝つという気持ちが弱かったので、勝ち切れる気持ちをしっかり作らないといけないと思った。自分はガードなので、試合のコントロールをしないといけなかったけど、相手のディフェンスのプレッシャーが強かったのもあって、みんなを上手く使ってあげられなかったり、いいシュートを打たせてあげられなかった。自分たちは身長が低い分、もっと走って平面で戦うバスケットをしないといけないので、もっと体力的な部分とか、ディフェンスの部分、自分たちが勝てる部分をもう少し見つけて、それを徹底していかないといけない。(リーグに向けて)チームの目標として、2部優勝1部昇格という高い目標がある。コロナで練習試合があまりできていないので、練習ばかりになってくる。普段の練習の中でも、チーム内でやり合って高め合えるようにしないといけない。個人としてはガードとしてみんなの良さを引き出せるようにしたい。あとは、スリーポイントが課題になってくるので、1部のガードのシュート率に追いつけるように、しっかり練習していきたい」
▼乕田
「1部相手に自分たちのディフェンスとか、バスケが全然通用していないなと思って、シュート力とかもそうだし、基本的なこともまだまだだった。みんなで、基本的なところから練習して、次は勝たないといけないなと思った。大きい相手に対して、中で勝負するのが難しいから、外から自分の持ち味のミドルシューを決めなければいけなかったのに、全然入らなかった。普段から大きい相手を想定してできていなかったので、次からは想定して練習して決め切れるようにしたい。2ピリはみんな走れてたし、ディフェンスも粘れてたけど、やっぱり取り返した分取り返されるのがあった。ディフェンスとか、ボックスアウトとか、ルーズとか、泥臭い部分では絶対に負けないようにするのと、しんどい時に絶対にシュートを決め切るとのが課題。しっかり体力もつけながら、シュート力も高めていきたい。(リーグに向けて)自分はスタートとして出させてもらっているのに、中で引っ張っていくような声が少ないので、もう少し率先して出していけるようにするのと、ミドルシュートの精度を上げたい。スリーも練習して、もっとプレーの幅を広げていけたら」