悔しい結果も、インカレへとつなぐ

◇2021年度関西選手権競漕大会◇7月3・4日◇大阪府立漕艇センター◇
[男子シングルスカル]
<1日目>
予選2組 堀 5位 9:34.58
予選4組 苗代 1位 8:17.05→準決勝
予選5組 卯野 5位 9:45.90
敗者復活2組 堀 4位 9:40.79
敗者復活4組 卯野 5位 10:22.76
<2日目>
準決勝4組 苗代 3位 8:15.12
[女子シングルスカル]
<1日目>
予選3組 麻植 3位 10:10.86
[男子ダブルスカル]
<1日目>
予選3組 S:庵床 B:長島 6位 8:44.84
予選4組 S:斎藤 B:向原 4位 8:08.56
敗者復活2組 S:斎藤 B:向原 1位 7:23.91→準決勝
敗者復活3組 S:庵床 B:長島 3位 7:48.93
<2日目>
準決勝2組 S:斎藤 B:向原 3位 7:32.13
[女子ダブルスカル]
<1日目>
予選1組 S:菊井 B:秋田 5位 10:03.14
敗者復活2組 S:菊井 B:秋田 6位 8:45.63
[女子クォドルプル]
S:新川
3:細野
2:金子
B:古賀
<2日目>
予選1組 2位 7:21.31→決勝
決勝1組 3位 7:27.88
[男子舵手付きフォア]
S:高松
3:藤原
2:中村
B:古川
C:高倉
<1日目>
予選2組 6位 8:08:11
敗者復活1組 5位 7:27.32
[浜寺杯男子エイト]
C:西村
S:光村
7:武井
6:落合
5:川口
4:若松
3:木舩
2:内田
B:札埜
<2日目>
決勝1組 2位 7:41.48
[男子エイト]
C:石原
S:高橋
7:吉岡
6:藤井
5:城野
4:直井
3:川上
2:松村
B:渡辺
<1日目>
予選2組 2位 6:31.43→決勝
<2日目>
決勝1組 5位 6:30.49
前回の大会を棄権したため、今シーズン初となった今大会。4回生にとっては関西で漕ぐことができる最後の大会となった。

始めに登場したのが男子シングルスカルに出場する3人だ。堀圭輝(経4)と卯野憲大(商4)は惜しくも届かず。敗者復活戦へと回った。苗代拳(経4)は最初のスタートで出遅れ、3位からのスタートとなったが焦ることなく、ペースを上げ巻き返し、1位となり準決勝進出となった。2日目の準決勝は1着しか決勝にいくことができない狭き門。苗代は始めから攻めていくも1000メートル地点で相手に離され、惜しくも3着となった。一般女子シングルスカルに出場したのは麻植遥伽(文4)だ。相手に食らいつくも惜しくも3着となり、準決勝進出とはならなかった。




一般男子ダブルスカルに出場したのは庵床数馬(政策4)・長島鷹治郎(人2)組と斎藤惠介(シス理3)・向原巧(法2)組である。庵床・長島組は流れに乗れず6着となる。斎藤・向原組は予選、逆流でオールが重くなり船が思うように進まず、相手にリードされ、気持ちも焦り思うような結果が残せなかった。しかし、敗者復活戦では予選での改善点を直し、スタートスパートに成功。ラストも速度を落とすことなく、他艇を引き離し1着でゴール、準決勝に駒を進めた。2日目の準決勝、相手の中には昨日の予選で20秒離された瀬田漕艇クラブもいた。1000m地点までリードしていたが、そこから少し瀬田漕艇クラブが一枚ギアを上げて、徐々に詰められて少しリードされたが、向原の「ラストスパート」という声かけがあり、ラストスパートをかけ、追いつきかけたが、惜しくも届かなかった。一般女子ダブルスカルに出場した菊井杏菜(社4)・秋田莉子(政策3)組は惜しくも6着となった。



一般男子舵手付きフォアは6着となり、予選で敗退となった。一般女子クォドルプルは予選、スタートで他艇にリードされたが、冷静に対処し、中盤の1000メートルで追いつきそのままゴールし、2着でゴール。決勝では、スタートでリードされるものの、食らいつき、予選の時より距離を離されることなく、2位の龍谷大と並んでいたが、ラスト500メートルで離されてしまい、結果3位でゴールした。


浜寺杯男子エイトは、スタートで同大にリードされ、必死に漕いでた横でせってた神戸大の1人のオールが水面に切り込み、一旦止めなくてはいけなくたったため、一気に突き放した。その結果、2位となる。一般男子エイトは最初、神戸大と追いつき追いつかれる接戦を繰り広げた。中盤の方でバテてしまい、隣にいた一橋大の勢いに押され、2位となるも、決勝に進む。2日目の決勝は6レーンの阪大よりリードしていたが、中盤の1000m超えてから、失速してしまい、阪大に追い越され、5位という悔しい結果となった。


4回生にとっては最後の関西での漕ぎとなった今大会。インカレにつながるメダルが1つでも多く取りたかったが、悔しい結果となった。この悔しさをバネにインカレでの活躍に期待がかかる。【文:中山秋桜津/写真:牧野文音】
▼高橋寛史(人4)主将
「(今大会の位置付けは)開幕戦になるので自分たちにとって冬練の成果や昨シーズンからの反省を生かして今シーズンどのように臨むか全部出た大会でした。(意気込みは)個人としてはラスト2回のうちの1回で関西では最後の大会なので結構メダルとか優勝したいなと考えていました。(目標は)次はもっと関東の大学とかインカレ(で競うこと)になるし、それがラストの大会なので自分たちチームとしてはインカレ最終日に行くことを目標に掲げているのでもちろんそこに向かって頑張っていきたいです」
▼苗代
「シングルスカルで出るのが4回目なんですけど去年は結構悔しい結果になることが多かったので、勝ちに行くためこ自分にとっては大きな試合だったかなと思います。自分の中では満足のいく結果ではなかったんですけど昨日の試合のレース展開だったり頑張った分は結果としてついてきてくれたのかなと思います。インカレがあるのでそこに向けて練習だったりまた頑張っていきたいなと思います」
▼古賀陽菜(文4)
「今シーズン初めての試合で、4回生にとってはこの浜寺で漕ぐのは最後なので、絶対関西のここで勝って最後の試合につなげるレースにしたいと思っていました。まずはメダルを取れてホッとしたなという思いと次はインカレに向けて反省というか課題が見えた試合だったので、そこは次の練習だったり一歩につながる試合だったと思います。自分が4回生の代になって自分たちが最上回生になってからずっと言ってるんですけどインカレで最終日に残るっていう目標にしてて最終日に残るということは入賞するということなんですけど、そこに向けて関東の大学は強豪校が多いので今日見つけた課題をもう一度9月に向けてもう一度作り直していきます」
▼石原大河(商4)
「西日本は自分たちが棄権したこともあって開幕戦でやって、インカレまでこの試合しかないのでインカレにつなげるための大事な一戦だったのでメダルは持って帰りたかったです。次はインカレで4年生にとっては最後の大会で自分たちの目標としてはインカレ最終日、位置付けでいうとベスト8ってところはずっと掲げていることなので今大会は残念でしたけど課題は見つかっているのでちゃんと克服して挑んで行けたらいいと思います」
▼光村駿哉(情2)
「1年生は初めての試合だったので、レース経験になればいいという名目で監督さんだったりチームでは出ることにしたんですけど、クルーリーダーとしての自分としては勝利という形で試合経験を積ませてあげたかったなって、だから勝ち癖をつけるためのレースにしたかった、これが僕らにとってのレースの意味でした。次の大会は出れる人出れない人が出てくるんで、まず出れる人にしっかり入って、クルーの目標をしっかり達成して1年生は1年生で秋ぐらいの大会にむけて基礎の基礎から固めてレース経験をより深められるようなもっといいレースにできるように地盤をかためていけたらいいかなって思います」
▼斎藤
「僕にとって今日の試合は一緒に乗った後輩の初試合でいろんな経験をさせてあげたいなと思っていました。自分は一度昨年度の西日本選手権で優勝させてもらって1着で到着する気持ち良さを彼に感じて欲しいなと思っていました」
▼向原
「今大会は僕は去年1年間怪我で試合に出ることが出来なくて2回生で初試合となって試合の雰囲気を感じるのはそうですけど、まずはおもいきってやること、楽しんでやることを意識しました」