男子ダブルスA 全ペア4回戦出場かなわず

◇令和3年度関西学生選手権大会◇男子ダブルスA◇6月22日◇京都府立山城総合運動公園◇
【1回戦】
●北野・前0(12-21 18-21)2藤原・片岡(天理大)
●田中・中田1(21-16 21-23 19-21)2坂本・梶井(成蹊大)
○東・永井2(21-17 17-21 21-16)1小原・中西(天理大)
【2回戦】
●小薮・増井0(12-21 14-21)2野上・岡田(立命大)
●池田・高橋1(22-20 12-21 12-21)2柏原・西村(京産大)
●瀬古・丸山0(16-21 9-21)2西・宇治(龍谷大)
【3回戦】
●東・永井0(20-22 12-21)2青山・豊口(関学大)
関西学生選手権大会も終盤を迎え、本日は男子ダブルスAが行われた。各校棄権するペアが多く出る中、関大からは6組が出場。東亮太(経4)・永井蛍(安全3)組が1回戦で白星を得たものの、3回戦敗退となった。
1回戦に登場したのは3ペア。北野亘(化生4)・前空晴(シス理4)組の第1ゲームは、2点先制された後すぐに取り返したものの、終盤に向けて少しずつリードを広げられ劣勢のままこのゲームを落としてしまう。取り返したい第2ゲームでも、中盤までは相手の素早いレシーブに対応できず連続得点を許した。それでも、10点目を取ってからスマッシュが決まる場面もあり1度は逆転。しかしそれ以上の攻撃はかなわず敗北を喫した。


田中茂樹(環都4)・中田悠貴(シス理3)組は、激しいラリーを制し積極的な攻撃でリードを保ったまま1ゲーム先取。このままの流れでいきたいところだったが、第2ゲーム冒頭でまさかの7点を奪われる。インターバル後に5点連取で食らいつき、デュースまで持ち込むも勝利ならず。最終ゲームも惜敗しここで敗退となった。


不戦勝以外で唯一勝利したのが東・永井ペア。取っては取られるもどかしい試合展開となるが、9点目からの連続4ポイントが効きこのゲームを奪う。2ゲーム目を取り返され最終ゲームでも拮抗した戦いとなるも、冷静さを欠かず勝ち上がった。


残りの3組は相手の棄権により2回戦から出場。一番の期待を背負う池田圭吾主将(人4)・高橋快(文2)組は、「自信を持ってやっていけてた」と第1ゲームでは調子よく得点していく。終盤で同点に追いつかれデュースになるも、着実に点を重ね勝利した。流れが変わったのが2ゲーム目以降。序盤で崩れ、その隙を狙われて一気に攻められる。「気持ち的に押されてしまって」と相手の猛攻で押し切られ、逆転の糸口が見つからないまま2回戦で黒星を喫した。


小薮翔真(情3)・増井楓也(安全2)組は終始相手ペースで点差を縮められず、瀬古海斗(商1)・丸山慎太郎(安全1)は果敢に強打を拾うも相手が一枚上手。どちらのペアもストレート負けとなった。




2回戦が不戦勝となり3回戦に挑んだ東・永井組。3ポイント先制で始まった第1ゲームだが、アンラッキーも重なりすぐに連続5ポイントを許した。相手を前後にゆさぶり得点するなど落ち着いた動きだったが、惜しくも勝ちきれない。第2ゲームになると流れが相手に傾き、サーブミスも出てしまう。与えたチャンスをすかさず決められ、12-21で敗退が決定した。


悔しい結果に終わった男子ダブルスA。「西日本で結果残して自分が後輩をインカレに連れていけたら」と池田主将は次を見据える。さらなるレベルアップを図り、2ヶ月後の西日本インカレでこの雪辱を果たす。【文/写真:森本明日香】
▼池田
「最初は割と自分のプレーができて、自分たちの方がシード的にも上だったので自信を持ってやっていけてたんですけど、2ゲーム目の出だしがすごく悪くてそこで相手ががめつくきたというか、そこで自分たちの気持ち的に押されてしまっていい結果につながらなかったなと思います。(2、3ゲームともに)気持ちの面で、どうしても自分たちが攻められるシーンが多くて。自分たちは高橋が前に出て自分が後ろから打つのが良さなんですけど、ずっとゴテゴテでレシーブばっかりという感じだったのでそこがだめだったかなと思います。(チーム全体としては)シングルスも残ったのが自分だけで結局自分も負けてしまって、ダブルスとしては自分のダブルスが一番手なので絶対残らないといけないところだったんですけど、シングルスで負けて自分自身結構気持ちが切れてた部分があったりとか、勝てる試合だったんですけど気持ち的にも押されてましたし、切り替えられなかったというのと下からどんどん来られたのが一番の敗因ですね。西日本(インカレ)まであと2ヶ月あるんですけど、もう2ヶ月しかないと思ってて、そこで結果を残さないと4年生は最後になる選手も多いと思いますし、自分はここ2年間くらいエースとしてやってきたので、最後そこで結果を残して後輩にちゃんと引き継いでいきたいと思っていますし、団体としてはリーグ戦がなかったので、西日本で結果残して自分が後輩をインカレに連れていけたらと思っています」