ルーキー躍動、関西インカレへ向け突き進む
◇第9回関西学生チャンピオンシップ2日目◇6月20日◇丸善大阪インテックプール
関西学生チャンピオンシップ2日目を迎え、昨日よりも多くの決勝進出者を出した関大。中でも、萩原涼介(社1)は400㍍自由形で優勝。廣本新(法1)が200㍍平泳ぎで関大記録を更新するなど、ルーキーたちが活躍する試合となった。
200㍍個人メドレーで決勝に進出したのは、佐藤菜桜(社3)と長谷川大亮(商3)。佐藤は、序盤こそ集団での上位争いとなるが、折り返しで一気に2位に浮上。そして、そのままの順位でゴールし、関大に勢いをもたらした。長谷川は、得意の平泳ぎで一気に順位を上げる。中盤で意地の追い上げを見せるレースとなった。



400㍍自由形決勝には3選手が出場。横田涼乃(社2)は序盤で首位に立つなど、勢いのあるレースを見せる。西口花梨(社1)も順位を落とす場面があったものの、粘り強いレースを展開した。そして萩原は、150㍍の場面で1位まで順位を上げると、ペースを上げた他の選手にも負けず首位をキープ。他を寄せ付けない圧巻のレースで、唯一3分台の優勝を果たした。



女子100㍍自由形B決勝の林依茉(文2)は前半から積極的に攻めるレースを披露。決勝の横田杏圭(環都3)は8位となったものの、ベスト記録に迫るタイムで泳ぎ切った。男子B決勝には中山拓紀(文4)が登場。50㍍を1位で通過する攻めのレースを展開するも、期待のタイムには及ばなかった。



100㍍バタフライには、B決勝も合わせ6人もの選手が予選を突破。瀧本帆乃佳(情2)は後半の追い上げで2位の好順位をマーク。河村実咲(社2)もベスト記録を更新した。決勝へ進出した原美都紀(文3)と喜來夏純(人4)は関西の強敵を相手に肉薄するレースを見せる。男子B決勝には山本貫太(人1)と城広翔(人3)の2人が登場。山本は8位でレースを終えるが、ベストに迫る好記録。城は前半を2位で折り返す積極性を見せ、3位でのフィニッシュとなった。






女子200㍍背泳ぎの堀あずみ(法4)は、序盤から中盤にかけてスピードを上げていくレースを展開。ラストこそ周りとの差をつけられてしまうが、粘りの泳ぎで4位となった。

今大会最終種目となった、200㍍決勝。女子からは奥田凛(文3)と天白愛菜(商1)が出場を果たす。2選手とも、序盤から順位を変えさせない力強い泳ぎを見せる。天白は3位、奥田は予選に続き、連続でのベスト更新を果たした。男子からは予選をトップの記録で通過した廣本新(法1)が力泳。横一線でのスタートとなるが、後半にかけても落ちないスピードで関大記録を更新となる2.15.40を打ち立てる。1年生ながら、今後に期待がかかるレースを見せつけた。



多くの選手が活躍し、手ごたえをつかんだ今大会。昨年は開催されなかった関西インカレまで残すはあと1カ月。勢いそのまま関西インカレで躍動するのは関大だ。【文:宮本晃希/写真:宮本晃希・小西菜夕】