SO戦の末、ライバル・同大に勝利!

◇2021年度関西学生春季リーグ◇対同大◇6月19日◇グリーンランドみずほ◇
[第1Q]関大0-0同大
[第2Q]関大0-0同大
[第3Q]関大0-0同大
[第4Q]関大0-0同大
[SO戦]関大3-1同大
[試合終了]関大0(3-1)0同大
勝てばインカレ出場に大きく近付く大事な試合。昨年の秋季リーグ戦で敗北を喫したライバル・同大との勝負となった。両者一歩も譲らない試合となったが、シュートアウト(SO戦)までもつれ込んだ末に白星を飾った。

関大のセンターパスで始まった第1クオーター(Q)は、序盤から攻撃を仕掛ける。MF山本彩花(人4)が左からのドリブルでボールを前に運ぶ。リバースヒットでサークルを狙うも得点には至らない。その後も両サイドから攻めるも突破口を見出せない。

第2Qも相手サークル付近までボールを進めるも、隙を突かれてペナルティーコーナー(PC)のピンチを迎える。しかし一番騎のFB山下日菜子(人1)のファインプレーでゴールを守ると、次のPCも切り抜けた。

その後、MF山本やFB板倉早希(社4)がヒットで積極的にゴールを狙うも決め切ることができない。2度のPCのチャンスをものにできず、0-0で試合を折り返す。

迎えた第3Qは攻撃の時間が増える。ボールを奪うとすぐに前に運び、サークルインを狙う。相手GK前で惜しい場面もありながら、先制点を奪うことができない。残り3分の場面ではPCを獲得。FB髙橋咲穂主将(情4)がドリブルでゴールを試みるも、相手DFに阻まれる。

続く第4Q。開始4分でPCを獲得しFB山下がヒットでゴールを狙うが、わずかに上にずれ、得点とならなかった。その後もFW吉井菜月(商3)が右からドリブルで攻めるも相手の守りが固い。その後も得点できず、SO戦を迎える。

緊張が漂う中、先攻の関大は2人連続でゴールを捉えることができない。しかし、GK篠原三菜巳(社2)の好守が光り、無失点で切り抜ける。

流れを変えたのは3番目に登場したFW藤重藍(情3)だ。ドリブルで前へ進むと、そのままGKを交わしてゴール。先制点を奪った。

4人目のFB山下はサークルに入るとスイープで力強くボールを放ち、2点目を獲得。大きく勝利に近付く。

その後1点を失うものの、得点すれば勝負が決まる重要な場面で登場したのはMF寺井乃梨(人1)。仲間の期待を背中に受け、スタートを切る。GKを交わすと冷静にゴールを捉えた。勝利が決まりGK篠原も仲間の元へ駆け寄ると、チームは笑顔と安堵の涙であふれた。


次戦は今リーグで4失点で敗北した福井工大と対戦。目標であるインカレ出場を確固たるものにすべく、粘り強い戦いを見せる。
【文/写真:上田紫央里】
▼髙橋主将
「(試合を振り返って)割と攻めれていたのに、決めきれなかったところが反省点ですが、最後まで失点せずにゴールを守りきれたのは良かったと思います。雰囲気は悪くはなかったんですけど、攻めれてるのに決めきれないところがあったので段々落ちてきていた部分はあったと思います。声掛けはしたんですけど、やっぱり落ちてきていたので、もう少しやれば良かったかなと思います。具体的な指示をしたり、それを前に伝えていけというのも言いました。(SO戦について)申し訳ない気持ちです。キャプテン、副キャプテンが決めれていなかったので、不甲斐ないなとは思いましたが、後ろの子達がゴールを決めてくれてありがとうという気持ちです。(次に向けて)先々週に負けて、そこの改善点が出てきたので、それを修正してできるように、勝ち切りたいなと思います。マークのミスだったり、基礎的なレシーブやパスのミスが目立ったので、そういうところを1週間できっちり改善していければなと思います」