力闘見せた男子シングルスB

◇令和3年度関西学生選手権大会◇男子シングルスB◇5月30日◇和歌山ビッグホエール◇
【1回戦】
○武田2(21-8 21-6)0米田(関外大)
○仁木2(12-21 25-23 21-13)1森本(追手門)
●小坂1(21-14 14-21 10-21)2中村(大工大)
●松原0(9-21 18-21)2玉井(成蹊大)
●辻埜0(17-21 13-21)岩附(大工大)
【2回戦】
●武田0(16-21 15-21)2石和(同志社)
●仁木0(12-21 10-21)2生野(羽衣大)
○梅田2(21-8 21-1)0西垣(追手門)
○門堀2(21-18 21-12)0北田(大体大)
【3回戦】
●梅田0(18-21 11-21)2越智(成蹊大)
●門堀1(21-14 12-21 16-21)2内藤(龍谷大)
前日にダブルスを終えた、男子Bの選手たち。だが、結果は振るわず今日のシングルスに切り替えた。好勝負を繰り広げるも、3回戦突破とはならず。雪辱を果たすことはできなかった。
武田一眞(環都4)は、1試合目のレフティ対決を危なげない試合展開で勝利するが、2試合目は序盤から劣勢を強いられる。相手の鋭いスマッシュに苦戦し、ストレート負けを喫した。

小坂祐葵(化生3)の第1ゲーム、同点に追いつかれる場面があるも、終盤連続ポイントで相手を突き放し勝利。第2ゲームは相手に6連続ポイントを許し、追いつけずこのゲームを落とす。第3ゲーム、得点を重ねるも敗戦。松原周次郎(商2)は、第1ゲーム、相手に力の差を見せつけられこのゲームを落とす。第2ゲームではお互いに点を譲らなかったがあと一歩届かず。1回戦突破とはならなかった。


辻埜隆太(文2)の第1ゲーム、両者1点も許さない展開となるも、終盤一気に相手の4連続ポイントを許し敗戦。第2ゲームでは序盤リードするも相手の猛追により2回戦進出とはならなかった。

仁木完(シス理2)の1試合目、サーブミスなどで、序盤のリードを奪われる。徐々に点差を広げられ、ゲームを先取された。だが、2ゲーム目でスマッシュを決めると、そこからゲームの流れを持ちなおす。長いデュースとなるが、接戦を制し望みをつなぐと、勢いそのまま3ゲーム目を勝利。だが次戦は、相手に迫る場面があるも得点を取りきれず。2回戦はストレート負けとなる。

門堀涼介(化生3)は第1ゲーム、両者1点も譲らない展開となる。試合が動いたのは両者18点のときだ。長いラリーを制し、そのまま3連続ポイント、このゲームを取る。2ゲーム目は流れに乗り、相手の得点を許さずストレート勝ち。2回戦を突破した。3回戦、第1ゲームは好プレーが続き相手のリードを許さず、勝利。しかし、第2ゲームではラリーが続く場面が多々あるも得点を取りきれず敗戦。第3ゲームではスマッシュを決める場面があるも相手の流れを断ち切れず、黒星を喫した。

2回戦から登場した梅田航平(法2)は、素早い動きで相手を圧倒。点差を詰められる場面もあったが、冷静にゲームを進め、スマッシュで決勝点を勝ち取った。だが2試合目は、コースを付かれるショットで翻弄(ほんろう)される。なんとか追いついた場面もあったが、3連続得点を許し、1ゲーム目を先制される。そして、2ゲーム目も鋭いスマッシュを攻略することができず、悔しい敗戦となった。

全員が3回戦まででの敗退。次戦へとつなげることはできなかった。悔しい気持ちが残ったが、下を向かずに前を向く。次の舞台を見据える選手たちの挑戦は終わらない。【文・写真:中山秋桜津・宮本晃希】