関西選手権開幕！池田主将が好調なスタート切る
◇令和３年度関西学生選手権大会◇男子シングルスA◇５月15日◇和歌山ビッグホエールウェーブ◇
【男子１回戦】
○永井２（21―15 21―13）０田垣内（大経大）
○瀬古２（21―15 21―19）０荒井（大体大）
●前０（9―21 10―21）２嶽本（龍谷大）
●田中１（21―18 15―21 19―21）２日樫（大体大）
●小藪０（9―21 16―21）２中村（大経大）
●中田０（10―21 9―21）２木田（龍谷大）
●丸山０（23―25 20―22）２岩橋（関学大）
○北野２（19―21 21―16 21―13）１高平（摂南大）
○高橋２（21―19 21―18）０石井（成蹊大）
【男子２回戦】
●永井０（19―21 19―21）２上田（関学大）
●畑末０（2―21 6―21）２大出（龍谷大）
●瀬古０（9―21 12―21）２橋本（龍谷大）
○池田２（21―10 21―18）０上田（近畿大）
●東０（12―21 18―21）２深木（関学大）
●北野０（6―21 8―21）２豊口（関学大）
○高橋２（21―16 21―13）０藤原（関学大）
【男子３回戦】
○池田２（21―5 21―14）０平岡（関学大）
●高橋０（12―21 10―21）２三宅（龍谷大）
一年振りに行われた今大会。棄権する大学も多い中、関大からは12人の選手が出場した。
惜しくも１回戦敗退となったのは前空晴（シス理４）、田中茂樹（環都４）、小籔翔真（情３）、中田悠貴（シス理３）、丸山慎太郎（安全１）の５人。前、中田、小籔、丸山は悔しいストレート負けを喫する。田中は、第１ゲームの序盤、相手にリードされるも、同点に追いつく。最後は相手のミスで１ゲーム目を先取。だが、相手に意地を見せられ、第２ゲームを落とし、試合は第３ゲームにもつれ込む。序盤こそリードしていたものの、追いつかれ両者とも一歩も譲らない試合展開に。だが、最後は２点を突き放され惜しくも敗戦となった。
畑末悠斗（商１）と東亮太（経４）は相手選手の棄権により２回戦からの出場。畑末は相手がシード権の選手ということもあり苦戦を強いられる。思うようなプレーを発揮することができず黒星。東も豪快なスマッシュを見せる場面があったものの、うまく点を積み重ねられない。２ゲーム目は粘りを見せたが、ストレート負けとなった。
７点リードの快勝で１回戦を勝ち上がった永井蛍（安全３）の２試合目は拮抗したものとなる。長いラリーが続く場面もあったが、第1ゲームは惜しくも2点届かず。第２ゲーム、４点をリードされ、危うい場面もあったが、スマッシュを何度も決め同点に追いつく。だが、第２ゲームもあと２点届かず、２回戦敗退となった。
北野亘（化命４）は１回戦を見事な逆転劇で制すが、２回戦では相手に大きく点数を離され第１ゲームを奪われる。なんとか食らいつきたい第２ゲームだが、追いつくことはできず。瀬古海斗（商１）は１回戦の開始から４得点を連取しゲームの展開を握る。２ゲーム目こそ接戦となるが見事に勝ち切り、２回戦に進出。だが、２回戦の相手は強豪・龍谷大の橋本。力の差を見せつけられ、悔しい敗戦となった。
高橋快（文２）の１回戦は緊張感漂う接戦となった。積極的な攻めを見せるも食らいつく相手に苦戦。だが、相手のミスで１ゲーム目を奪うと、そのままの勢いでストレート勝ちを決める。そして、２回戦では鋭いスマッシュで得点を量産。相手の素早い動きに上手く対応し勝利を収めた。だが、３回戦には大きな壁が立ちふさがる。龍谷大の三宅の隙のないプレーになかなか得点を奪うことができない。攻められる時間が続き、終始圧倒された試合展開となり、３回戦を突破することは叶わなかった。
そして、シード権で今回の試合は2回戦から登場した池田圭吾主将（人４）。第１ゲームは８点リードで勝利、相手を圧倒した。第2ゲームは相手に追いつかれる場面があったものの、冷静に点数を積み重ね、2回戦に駒を進めた。3回戦の相手は「いつも勝ったり負けたりする選手」と池田。絶対に負けられない試合にプレッシャーが押しかかる。だが、第1ゲームは15点差をつけて圧勝。第２ゲームでも、強烈なスマッシュで相手にリードを許さず勝利する。危なげなく３回戦を突破した。
３回戦までの戦いを終えた今大会。次の日程まで駒を進めることができたのは池田主将のみ。だが、１年生も多く出場し、多くの選手が大会の経験を積むことができた。春季リーグ戦は中止となってしまったが、この経験は次の試合の糧となる。今後の関大バドミントン部の飛躍に期待だ。【文／写真：中山秋桜津・宮本晃希】
▽池田主将
「久しぶりの関西での試合ということで、すごく緊張していました。前回、たまたまベスト４に入ったというのもあって、プレッシャーっていうのを少し感じていていました。2回目に戦った相手が、関学でもトップレベルの選手で、いつも勝ったり負けたりの選手。でも、そこに粘り勝ちできたということは、１年間試合がない中でも練習してきた成果が少しは出たのかなと思っています。あと１回勝ったらインカレに出られるんですけど、次の相手も強くて実力のある選手。勝てるか勝てないかわからないんですけど自信はあるので、次の試合は１ヶ月後になるので、今日の駄目だったとこを修正してしっかり挑んでいこうと思います」
