2点差で惜敗し、サーブル2位

◇令和3年度関西学生リーグ戦◇サーブル男子2部◇5月7日◇滋賀県立体育館◇
[1試合目]
◯関大45-38京産大
1 浅田 5(5)-(4)4 井上
2 加賀 10(5)-(4)8 山田
3 橋本 15(5)-(0)8 安藤
4 浅田 20(5)-(3)11 山田
5 橋本 25(5)-(6)17 井上
6 加賀 30(5)-(6)23 安藤
7 橋本 35(5)-(1)24 山田
8 浅田 40(5)-(8)32 安藤
9 加賀 45(5)-(6)38 井上
R 村社 松尾
[2試合目]
◯関大45-41近大
1 加賀 5(5)-(3)3 宮崎
2 村社 8(3)-(7)10 佐伯
3 浅田 12(4)-(5)15 山田
4R橋本 20(8)-(4)19 宮崎
5 加賀 25(5)-(3)22 山田
6 浅田 30(5)-(2)24 佐伯
7R橋本 35(5)-(1)25 山田
8 浅田 40(5)-(3)28 宮崎
9 加賀 45(5)-(13)41 佐伯
R 橋本 関本
[3試合目]
●関大43-45中京大
1 加賀 3(3)-(5)5 平野
2 橋本 6(3)-(5)10 尾矢
3 浅田 12(6)-(5)15 竹井
4 橋本 14(2)-(5)20 平野
5 加賀 25(11)-(2)22 竹井
6 浅田 29(4)-(8)30 尾矢
7 橋本 34(5)-(5)35 竹井
8 浅田 38(4)-(5)40 平野
9 加賀 43(7)-(5)45 尾矢
R 村社 小向
[男子サーブル2部団体 最終結果]
1位 中京大学
2位 関西大学
3位 京産大
4位 近大
[サーブル終了時点 リーグ戦順位]
F S 合計
1位 関大 5 3 8
2位 中京大 1 5 6
3位 京産大 3 2 5
4位 近大 2 1 3
(勝ち点制 1位5点、2位3点、3位2点、4位1点)

フルーレに続いて行われたサーブルは、3年生3人を軸に挑んだ。1・2試合目は苦戦する場面もありながら、なんとか勝利。3試合目は強敵相手に健闘したが、2点差で敗れ2位という結果になった。
初戦はフルーレ2位の京産大と対戦。リーグ戦優勝のためにも絶対に負けられない。1戦目の浅田悠耶(商3)は積極的な攻撃で3点先取。2戦目加賀匠馬(商3)も順調に点差を広げ、10-8で3戦目橋本拓磨(環都3)に。橋本は初戦から相手に攻撃の機会さえ与えず、ポイントを連取。5-0でチームを勢いづけた。ところが、中盤相手の勢いに押され失点が続く。点差を詰められたものの、7戦目で橋本が再び好戦したのも助けて、45-38でなんとか逃げ切った。




2試合目は、2戦目村社瑠輝也(人1)が相手エースに3-7で逆転を許すも、4戦目にリザーブ・橋本が8-4でリードを取り返す。その後は順調に5点を積み重ね、40-28で9戦目の加賀に。しかし、「全然本当の調子が出なかった」と、2点目から攻撃が決まらないまま連続で7失点。後半なんとか持ち直し、4点差で辛勝した。





2試合目から連戦となった最終試合の相手は、全国でもトップレベルの実力を持つ尾矢陽太(さんた)擁する中京大。制限時間のないサーブルは、1人でも強ければ一気に逆転することも可能だ。浅田は「リーグの順位よりもまずはサーブルチームとして勝ちたい試合」と意気込んだ。
1戦目、2戦目でいきなり突き放されるが、3戦目浅田が先に5得点をつかむ。さらに5戦目でエース加賀が2点しか与えずに、11得点をあげ試合をひっくり返す。続く浅田も強敵相手に力戦し、2点差で最終決戦に。尾矢相手に加賀は6点を奪取する互角以上の戦いを見せたが、最後は1歩及ばず43-45で敗れた。


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2位という結果に終わったが、難敵にも好戦し1年半ぶりの公式戦で実力を確かめた。一方、点を取りきれない場面もあり、それぞれの課題も見つかった今大会。2部優勝はエペの結果に委ねられることになったが、万全を期して1部入れ替え戦の時を待つ。【文/写真:牧野文音】

▼浅田
「1年半ぶりの公式戦。試合前はいつもガツガツ練習しているが、団体戦をシミュレーションした練習をしたり、どういう戦術でやっていくか試合前にチームで話し合ったり、いつも以上に準備した。昨日もしっかりチームで意識を作って、今日の試合に臨んだ。最初の京産大の試合はあまり自分が思ったことができなかった。緊張だったり、久しぶりの試合で慣れとか勘が戻っていないところもあった。2試合目の近大戦と、最後の中京大戦は、ある程度自分のやりたいことができて、ポイントが取れたので結構よかったなと思う。1部に上がるキーになるのが京産大戦だっが、リーグの順位が決まるその試合以上に、サーブルチームとして強い相手がいる中京大に勝ちたいと思っていた。強いことは元々分かっていたが、結構善戦できたので良かった。6戦目のエースとの試合は、得意な技で点が取れて、勢いがついた。いい試合になったかなと思う。(チームとして戦ってみて)全体的に声かけとかもできていた。流れが悪い時もあったが、後ろから声かけてもらったりとか、最終は勝ち切れた。自分も試合中に流れが悪い時に後ろから声が聞こえてきて、それで切り替えたりすることもできたので、チームとしてはいい運びができた。(これからに向けて)次のエペの結果次第で入れ替え戦がある。エペは勝ってくれると思うので、入れ替え戦で僕たちがいるサーブルで勝ち切れるように頑張りたい」
▼加賀
「フルーレで2部優勝して、サーブルも優勝したら2部優勝確定がかかった試合だった。試合が始まる前から、絶対勝ってやるぞという強い意気込みで臨んだ。前半の近大戦と京産大戦は不調で、全然本当の調子が出なくて、何回も悔しい場面があった。でも、仲間や監督コーチが優しい言葉をかけてくれて、なんとか持ち堪えた。アップはやっていたが、アップしたあとにやる試合と、1試合やって体が動けるようになったあとの3試合目で全然調子が違った。調子が出なかった要因として、気持ちの問題だったり、体の調子や、動きの問題があったと思う。中京大戦では、本来の自分のプレーができたので良かった。中京大が強敵ということはずっと知っていて、どうしても勝ってやるぞと気持ちがたかぶってので、精神的にもいいプレーができた。5戦目は、自分がやりやすい相手で、試合の仕組みや、戦術が全てハマったというのが大きかった。9戦目は普通にやったら勝てる相手ではなかったので、試合をやる前は怖かったが、関大フェンシング部のサーブルチームとして、ここは絶対勝ってやるぞと強い気持ちで臨んだ。(これからに向けて)今回の試合で本当に色々な反省点が見つかった。サーブルのメンバー1人1人が違った課題があるので、その課題を修正して、ミーティングで話し合って、次の入れ替え戦に向けて、チーム一丸となって、いいプレーをしたい。そして、1部に上がれるように誠心誠意頑張っていきたい」
▼橋本
「試合が1年半ぶりぐらいだったので、今まで練習でやってきたものを試合でも出そうと思ってやった。1・2試合目は結構自分の得意分野を生かして試合展開ができ、点数を取れたりとか、チームに貢献できた。1試合目の1回目から相手0に抑えて、そこから流れがめっちゃ良くなって、その流れをうまく利用して、点数を取れた。他のみんなも、それの流れにのってくれたりして、いい感じに勝てたので良かった。次もそうやって最初から飛ばしていきたい。3試合目は自分の気持ちに負けて、1・2試合目とは違って点数が取れなかったので、そこは今回の課題。相手が強くて、どういう風に組み立て行こうかということを考えすぎてた。そのせいで自分の思うような動きができなかったから、反省点だと感じる。(これからに向けて)最後は、精神面で負けそうになっていたので、精神面で負けないような練習、自分に自信がつくような練習をしていきたい。今日の試合を見て、自分の苦手分野も克服していきたい」