伝える
こんばんは。この度は、年の瀬にご覧いただき、誠にありがとうございます。2020年もあと数時間。どのようにお過ごしでしょうか。わたしは新型コロナウイルスの影響で帰省することができず、吹田で年越しを迎えようとしています。
そんな未曾有の事態に陥った今年。先行きが不安な中でもなんとか活動でき、引退を迎えた。そして今、3年間を振り返り、強く感じること。それは、「伝えることは難しい」ということ。
カンスポとして過ごした3年間、自分は何を伝えることができたのか。
白熱した試合展開、勝利の喜び、敗北の悔しさ。
選手のひたむきさ、人柄、人生。
良くない事への指摘。
物事を決定する上での自分の意思。
家族への感謝。
友人への気持ち。
正直、伝えられなかったことも多くある。記事を書く際には、文章力の無さに落ち込んだ。日常生活でも、恥ずかしくて感謝も伝えられない自分、注意することができない自分が嫌いだった。
このコラムがどれだけの人に読んでいただけるかはわからない。だが、きっと届いてほしい人たちに届くと信じて、伝えたい。
たくさんの素晴らしい瞬間を、感動をありがとうございました。
22年間、否定することなく見守ってくれてありがとう。
私に自信を持たせてくれて、楽しい日々を過ごさせてくれてありがとう。
これまで何らかの関わりを持ってくださった全ての人に心からの感謝しています。みなさんのおかげで、私の人生は笑顔で溢れています。
明日、自分が、大切な人がいなくなってしまうかもしれない。だから、「伝えたい」、「伝えなければならない」そう思った時に伝えられる人間になる。2021年はそのための一歩を踏み出すことをここに誓う。【遠藤菜美香】