立命大に勝利し、1部A上位戦初戦を白星で飾る
◇第67回関西学生リーグ戦(エキシビションマッチ)1部A上位戦1戦目◇対立命大◇11月7日◇尼崎スポーツの森◇
[第1P]関大0-0立命大
[第2P]関大1-0立命大
[第3P]関大3-1立命大
[試合終了]関大4-1立命大
同大に敗北し、何年ぶりかに予選リーグを2位で終えた関大。7日に行われた1部A上位戦の初戦は、立命大との戦いとなった。

立命大はワンチャンスをものにしようと、いつにも増して果敢な攻撃を見せてきた。しかし、「今日は出だしから足が動いていた」とFWロウラー和輝(商4)が振り返るように、関大も積極的な姿勢を見せ、主導権を握った。だが、ペナルティが多く、守備の時間が増えてしまう。得点を奪うことはできず、第1ピリオド(P)を終えた。


第2P開始5分、自陣フェースオフサークル付近のDF岩瀬谷拓哉(社3)から敵陣ブルーライン付近にいたFW根本慎太郎(情1)にパスがつながる。パックを受け取ったFW根本が自ら運び、ゴーリーと1対1となる。バックハンドでシュートするも、足に当たりネットを揺らすことができなかった。


その後、FW嶋野瑛心(文1)が立て続けにゴールを狙うも、得点には至らずもどかしい時間が続いた。そんな状況を打破したのは、4年生で唯一部に残るFWロウラーだった。左サイドから上がってきたFW嶋野からパスを受け、ゴール正面でワンタイムショットを決めた。


1-0とリードして最終Pを迎える。開始2分で、FW高橋佑萌(人3)がゴールを決めると、関大はさらに勢いに乗った。中盤には、FW佐々木隆弥(情3)とDF佐藤翼(法1)も得点を決め、点差を4に広げる。



このまま完封勝利を収めたいところではあったが、それまで15本以上のシュートを止めてきたGK加藤陸(人2)が9分に失点。4-1と点差を点差を詰められた。

しかし、その後はゴールを守り抜き、15分でGK佐藤希(経2)と交代。GK佐藤は寝そべりながら足でパックを弾くスーパーセーブを見せ、スコアを動かすことなく試合終了を迎えた。

失点を喫したことにGK加藤は悔しさをにじませたが、前回の試合に比べ内容は格段に良くなっていた。絶対に負けられない試合があと2戦続く。どれだけ突き詰めて練習できるかが、優勝へのカギとなる。【文/写真:遠藤菜美香】
▼ロウラー
「今日は出だしから足が動いていたので、関大のペースだったかなと思う。ただ、反則が多かったので守る時間が多くなってしまったと思う。キルプレーの時は、とにかく自分たちのシステム通りにしっかりと守るっていうことを意識している。パワープレーは、今日は点数につなげられなかった。左右上下の動きが少なかったと思う。(自身の得点について)ずっと攻めてはいたんですけど、いい時間、あそこで点数を取れたのは良かったと思う。ゴール自体もいいパスからのゴールだったので割と満足はしている。(前回と比べて)前の試合はディフェンディングゾーンで適当なプレーというか、軽いプレーをしてしまっていた。チームでミーティングして今日は修正できていたと思う。(残り2戦に向けて)もちろんあと2勝して、優勝するので、今日のように守りからリズムを作っていけるような試合をしたい」
▼佐々木隆
「僕自身が1ピリで2つ反則をしてしまって、チームの勢いを殺してしまった。火が付くのが遅かった。3ピリにやっと点数を入れれたという感じでした。大会を通しては結構調子が良かったと思うんですけど、今日は全然1ピリは足が動いてなかった。いつも通りに過ごしていたつもりだったんですけど…。(残り2試合に向けて)今日の失敗は仕方ないので切り替えて、練習もたくさんあるので修正して、2試合に挑めたらなと思います」
▼佐藤
「練習で岩瀬谷さん(岩瀬谷拓哉)に『ハンドリングいれないでシュート打った方がいいよ』ってアドバイスもらって。その通りにやったら、相手には当たってしまったんですけど、シュートが入った。(大学の部活は)100%とは言えないけど、だいぶ慣れてきた。高校の時に1セット目の1番最初のシフトが大事だって言われてきたので、大学で1セット目で出るのは多少は緊張する。(今リーグの調子は)自分的にはそこまで悪くはないと思っている。いいとも言い切れませんけど(笑)。(残り2戦に向けて)今日の試合でも課題が見つかった。次は関西学院大学さんとの試合なのでそこに向けて1週間準備して、今日よりもいいパフォーマンスをして勝ちたいと思います」