秋リーグ開幕戦、ライバル・同大を敗れず
◇2020年度関西学生秋季リーグ女子第1日目◇対同大◇11月7日◇立命館OICフィールド◇
[第1Q]関大0―0同大
[第2Q]関大0―0同大
[第3Q]関大0―0同大
[第4Q]関大0―1同大
[試合終了]関大0―1同大
秋季リーグがついに開幕。「ずっとライバル視している」という同大相手に、今回こそ勝利を挙げたかったが、1点を献上し黒星を喫した。

試合開始早々、FW吉井菜月(商2)が攻め上がるなど積極的な姿勢を見せる。MF山本彩花(人3)は、相手に向かっていきプレッシャーをかけチャンスを与えない。しかし、関大側もなかなかサークル内に入ることができず、両者無得点のまま最初のクオーター(Q)を終えた。


続く第2Q。関大のセンターパスからスタートした。開始4分、関大ゴール前のサークル付近にボールが運ばれる。得点のチャンスが訪れ、FW藤重藍(情2)が強く打つもボールはそのままコート外へ。一進一退の攻防を繰り広げるも、スコアが動くことはなかった。

第3Qは、耐える時間となる。序盤は、FW竹紗弥花(文2)とFW三杉つばさ(安全3)がサークル内でボールを奪おうと奮闘。ゴールにあと少しのところまで迫った。しかしそこから、相手が怒濤(どとう)の攻撃を行う。次第に相手がボールを持つ時間が長くなり、このQで3回ものペナルティーコーナー(PC)を与えた。ピンチに陥る場面が何度もあったが、GK北條実羽主将(社4)のナイスセーブなどで失点を免れた。


相手ペースのまま迎えた第4Q。序盤からPCを与えてしまい、不穏な空気が流れる。そして、開始5分で与えたPCでついに失点。ゴールを守り抜くことはできなかった。DF髙橋咲穂(情3)を始めとした、ディフェンスの選手たちが懸命にボールを追いかけるもボールを奪えず、0―1で試合終了となった。


順位決定戦出場に向け、勝利が欲しかった一戦。惜しくも敗戦となったが、「3Qまで全部0-0で抑えきれてたから、そこはみんながんばってくれた」と収穫もあった。まだまだリーグは始まったばかり。今後対決する格上相手にもひるまず、しっかりと戦い抜く。【文/写真:森本明日香】

▼北條主将
「試合が決まった時に初戦が同志社と分かって、(同大には)負け続けててずっとライバル視している相手なのに昨年も春(リーグ)も秋(リーグ)も負けて、インカレも行けなかったから同志社には絶対勝って順位決定戦に行こうと1ヶ月やってきたから、負けたのが率直に悔しいという気持ちです。いつも第1Qで負けるんですけど、それに加えて今回は3Qまで全部0-0で抑えきれてたから、そこはみんながんばってくれたし成長した点かなと思います。やっぱり、2列目にボールが行ったあとに、1列目も後からつながっていかないという部分は課題なんですけど、そこがもう少しつながれば詰めていけるかなと思います。ここから先は毎週試合があって全部格上なんですけど、その中でも来週はトップのチームなのでしっかりと守りに徹して失点をなるべく少なくしていきたいです」