「最後まで全員で戦えた」田代男バス激動の1年に幕
◇2020年度関西学生リーグ戦11日目◇対立命大◇10月25日◇於・東淀川体育館◇
[第1Q]関大11―7立命大
[第2Q]関大11―15立命大
[第3Q]関大11―16立命大
[第4Q]関大10―19立命大
[最終結果]関大43―57立命大
[最終成績]関大 9位(4勝7敗)
田代良雅主将(4年)率いる男バスのリーグ戦も、ついに最終戦を迎えた。全日本インカレへの道が途絶え、モチベーションを保つには難しい状況ではあったが、勝っても負けてもどちらもこの試合が最後。立命大との一戦は勝利で締めくくりたいという思いがコートでぶつかり合う。両者一歩も譲らぬ展開となったが最後に相手に流れが傾き、惜敗となった。

先制点を取ったのは相手だった。しかし、その後は両者とも堅守でスコアは動かない。中盤、フリースローなどで食らいつき、西村晴人(2年)のスリーポイントが残り1分で決まり同点とする。福島大智(2年)や菅原紳太郎(4年)のフリースローでリードを奪い第1クオーター(Q)を終える。



第2Q、菅原の1対1での得点や西村のタフショットが決まると、速攻も飛び出す。しかし、中盤に得点が止まると相手にゴール下での得点やスリーポイントを沈められ一気に点差を縮められる。終盤に秋岡和典(4年)のスリーポイントも決まるが終了間際にフリースローで同点とされ、試合は後半へ。



第3Q、序盤の岸拓也(3年)の連続得点や糸瀬公平(人2)のシュートが決まり点差を広げたが、終盤にリバウンドを制されると、リードを奪われ、5点ビハインドで試合は最後の10分を迎える。


最終Q、竹村のシュートや西村のスリーポイントで点差を縮めたが相手にリバウンドを制され、タフショットも沈められる。一進一退の攻防が続く中、勝利への糸口をつかんだのは相手だった。ターンオーバーから連続で得点を奪われる。勢いづいた相手に対し、逆転することはかなわず、試合終了を迎えた。


最後の一戦で白星を上げることはできなかった。だが、「誰一人諦めることなく、最後まで全員で戦い抜けた」と田代主将。このチームで戦う最後の40分間を、全員でかみ締めた。歓喜の瞬間も、勝つことへの難しさも味わったこの11試合。その先に、待ち望んだ景色を見ることはかなわなかったが、この1年の経験や、今季限りでチームを去る4年生が見せてきた背中は、結果以上に関大男バスにとって財産となるだろう。

新型コロナウイルス感染症の影響で、今年の公式戦はこのリーグ戦のみ。活動ができない期間もあり、決して満足のいく準備ができていたわけではない。未曾有の事態の中、その時その時にできる限りの力を尽くし、決して歩みを止めなかった。「本当にいいチームだった」。試合後、多くの選手が口にしたこの言葉は、この11戦だけではなく、この1年、彼らがたどってきた軌跡を物語っている。何よりも大切にしてきた一体感は、今では関大というチームのひとつの代名詞となった。このチームが積み重ねてきたものが、決して間違いではなかったことを1年後、思いを受け継いだ新生男バスが全国の舞台で証明する。【文:金田侑香璃/写真:金田侑香璃・牧野文音】
▼ラディオノフ・ユリアンヘッドコーチ
「今日は昨日より良い試合ができたと思う。チームオフェンスが上手くいかなかったから負けてしまったが、ディフェンスは昨日とは違ってよくできていたから、選手たちを責めることはできない。今日は昨日より早いペースで試合を展開しなければいけなかった。それが前の試合ではできなかった。昨日の試合を経て、今日それを実行することは私たちにとって難しいことだったけど、選手たちはチャレンジしてくれた。今日は3Qのディフェンスが良かったと思う。最後のタイムアウトではオフェンスについての指示を出した。そのときにできる一番の攻撃をしようとした。それがあのタイムアウトのポイントだった。このリーグは上位の4チームが他のチームと比べて強くて、その4チームは他のチームに勝った。このリーグはレベルが高いし、どの選手も100%の力でプレーをする。どのチームもハードにプレーをするし、良いチームが多い。私たちはインカレに行くことを目標としていたけど、それは今年は達成できなかった。今年は私たちにとって大変な年だった。今年の結果を糧に、もっと良い試合をするために、来年は分析が必要だと思う。4年生にとっては今年が最後で、今後もバスケットボールを続けるのであれば活躍を願っている。彼らはハードワークもできて、チームに必要な人間だった」
▼田代主将
「今日は勝って終わろうって言っていて、それもそうだけどこのメンバーでできる最後の試合だからまずは楽しんで、その先に結果は絶対についてくるというのは伝えていた。今日の出だしは、全員が気持ちを出してディフェンスができたし、相手のディフェンスもそれに負けないくらい気迫があって、お互い全く譲らない展開になった。このリーグはいい時はすごく良かったし、悪い時はどん底まで落ちた。そういう現実からも逃げずに向き合って戦い抜けたのは良かった。でも、絶対にインカレに行ける力はあったと思うから、そこは後悔かな。新体制でしんどい練習を続けて今年こそはと全員がインカレって目標に対して向かっていけた時に、コロナの影響があった。その中でもやめることは簡単だったし、チームの中で何もやらなくても良かったけど、そこで今年の関大はコロナでもめげずにやらないといけないことを徹底した。練習が再開した時も全員が勝ちたい気持ちを前面に出してくれた。自分のチームになってみんながついてきてくれたこの時間は一生忘れられないくらい密度の濃い時間だった。4回生が要所要所でみんながいい役割をしてくれて、それに対して下級生がついてきてくれた。下級生はバスケットに取り組む時の姿勢にはすごいものがあった。なめてあだ名で呼ぶし、俺はたっぴーって呼ばれてるし、それが1回生にまで浸透して(笑)。でもそれだけ言えるぐらい今年は縦のつながりが今までで飛び抜けて良かったと思う。この4年で最高のチームを作れたかなと思う。紳太郎が副将をしてくれて、助かった部分が大きかった。紳太郎もカズ(秋岡)も俺に足りないものを持ってるし、自分からは引っ張るタイプじゃないけどしっかり補ってくれた。何よりもプレーの面でチームを支えてくれた。他の同期も下の子の面倒見もすごくよくて、見えないところで頑張ってくれていた。AもBも関係なく一生懸命やってくれる子が多かった。学生コーチの2人もマネージャーの2人も、自分の身を削ってやってくれた。みんなほんまに全員がチームのために頑張れた同期だったと思う。Bチームの子たちと、今年は最後ですら会場で一緒に戦うことができなかった。自分たちは絶対に試合に出れないし、会場にもいけない中でも、彼らの練習を見ていても自分がやってきたこと以上のことをやってたと思う。本当に尊敬だし、その子たちがいるからこそ今の自分らがコートに立てていた。もう一度このチーム全員で一緒に戦えるのはインカレという場所でしかなかったから、そこに連れて行ってあげられなかったのは本当にキャプテンとして申し訳ない。最初は、そもそも大学でバスケをやるかどうかすごく自分自身でも迷ってた。その中で、勇(賀谷)が入るって決めて、あいつともう一度一緒にバスケがしたいっていうのが最後の決め手だった。1回生のときはBチームでそれがすごく悔しかった。このままじゃあかんなって、小さい体だったけど活躍するためにって自分と向き合って腐ることなく頑張り続けた。正直、1回生のときはすごくしんどかったし、何回も心が折れそうになった。そんな時に助けてくれたのは紳太郎で、俺がやっていることは間違ってないって言ってくれた。あいつがいなかったらもしかしたら辞めてたかもしれない。あいつが頑張ってるから俺も頑張ろうって思った。2年生になってから自分のためだけにやっていても良くないと思った。チームのために何ができるかを考え始めて、行動もした。努力しなかった日はないし、死に物狂いで毎日練習した。けが人が出てリーグ戦でベンチに入って、最後点差が開いて少し出たときに何もできなかった。その悔しさをすごく感じて、実力が足りないからもっと頑張らないといけないってなった。3年の時にはBチームのキャプテンをして、それまでやってもらってなかったこととか、変えないといけないと思ったことは言った。本気でインカレに行きたいって思いはその中でもあって、Bのキャプテンだから試合に出ることを諦めたりとかは無かった。3年間頑張り続けることができて、4回生の最初に、主将としてみんなが選んでくれた。入学当初の自分から想像もできない姿だったし、絶対にないと思ってた。それでも、信じてくれてキャプテンにしてくれた同期には感謝しかない。なんとしてでもその人たちのために頑張りたいなと思った。誰にも負けない気持ちを持ってやっていた。最後結果は残せなかったし、この4年間で成功よりも失敗の方が多かったし、挫折もめちゃくちゃした。その中頑張れたのは自分の力だけじゃなくてバスケ部のみんなや他の部活の子たちの力が大きかった。自分にできることは限られていて、それを表現して、後輩に背中で見せられるものは何かなと1年を通して考えていた。どういう風に見えたかわからないけど、俺っていうキャプテンの最後は示すことができたかなと思う。関大バスケ部で過ごしたこの時間は一生の財産。たくさんの出会いがあり、かけがえのない仲間と出会えて、1回生の時、迷いながらも入って本当に良かった。バスケ部が俺の第二の家族みたいな存在。ないことが考えられないくらい楽しくてしんどくて、それを一緒に乗り越えてきた先輩とか、今まで関わってくれた人全員に支えられた4年間だった。バスケは俺の人生そのもの、俺が進んできた全て。下の子たちには俺たちが成し遂げられなかったインカレ出場に、本気で向っていってほしい。俺らは死ぬ気で全てを懸けてこの1年間、バスケに捧げて、それでも届かなかった。崚(竹村)を中心にいいチームを作ってほしい。来年は1年しっかりユリアンのもとでチームが動いていく。その中で今年俺らがうまくコミュニケーションを取ってきた部分をより一層強化しないと、苦しくなる。でも、ユリアンは絶対に俺らのことを勝たせたいっていう一心だけでやってる。その思いに応えないと、そこから逃げてたらインカレなんて言っている場合じゃない。自分の考えを持つのは大切だけど、スタッフ陣の言うことをしっかり受け入れて、そこから自分の意見を伝えないといけない。絶対にこの子らはそれができる力はあるし、バスケットの能力は俺らに比べたら比じゃないぐらい、間違いなく高いからきっと強くなれると思う。そこは竹村が一番先頭に立ってやらないといけない。今まで築き上げてきた縦の関係を維持して、より一層深めて、良いチームを作って俺たちのやってきたことは間違いじゃなかったって証明してほしい。努力をやめた人間には成功はないし、努力は絶対に報われると思う。目標がかなわないってことは努力が足りないと思って、1人も腐ることなくBチームの子らが特に一番頑張ればチームの底上げにもなるし、Aチームに上がることを諦めなければ、俺みたいに最後に何が起こるかわからない。まず自分が決めた目標に向かって一人一人が頑張ってほしい。あとは、感謝っていうその言葉をもうちょっと全員に理解して欲しい。今自分たちがバスケットをできているのは両親が大学に入れてくれてたお陰だし、活動できているのはユリアンをはじめとするスタッフやOBさんやたくさんの人がいてくれるお陰。自分たちには関係のないところでいろんな人が動いてくれているから、自分たちが何気ない日常を送れていることをもっと理解してほしい。具体的には美潮ちゃん(小寺美潮マネージャー=2年)が本部に行ってくれたおかげで体育会バスケットボール部として活動ができていて、俺らの代は理沙子(上田理沙子マネージャー=4年)が学連に行ってくれたからリーグ戦に出れる。その人たちのことを考えて行動できるようになれば、結果に必ずつながる。そこは一番大切にしてほしい。当たり前のことに感謝してその気持ちを忘れず、自分たちの力だけじゃないってことをわかって1日も無駄にせずにいい時間を過ごしてほしい。関大はそれができるチームであってほしい。そういうチームが応援されるべきだと思う。それを今年は全員の共通理解として持つことができなかったから、そこは竹村にやってほしいなと思う。絶対、来年応援に行くし、今出てないメンバーが試合に出てる姿も見たいし、そういう姿を見れるようにユリアンの熱い指導に負けないように、自分らも応えて頑張ってほしい」
▼菅原副将
「昨日、チームで悪い試合をしたっていう反省が出た。その原因はディフェンスの弱さやリバウンド、オフェンスで走れていなかったところだった。今日は、しっかりその課題を克服して、勝とうと思って臨んだ。ある程度はできたと思うけど、勝利につなげられなかったのは自分たちの力不足だったのかなと感じた。すごく長いリーグ戦だった。去年より試合数は少なかったけど、前半の勝ち星でどれだけインカレに近づけるかというところで前半は勝利に対してすごくピリピリしていた。下位との試合については、1つも落とせない状況で、龍谷戦を落としてしまって残り全勝するしか道は残っていないという心理的な疲労はかなりあった。すごくしんどいリーグ戦だったなと思う。自分の中で印象に残っているのは天理戦。今振り返れば、天理はすごく強いチーム。そんなチームに対して自分たちは最後まで勝つか負けるかわからない試合ができた。結果は負けてしまったけど負けた後にみんながすごく悔しがってた。強いチームを相手に、次、戦ったら絶対に勝つって声が出てた。それはこのチームが自信を持てたいいきっかけだったと感じた。あの時が自分の中ではチームがもう一段階成長したきっかけだったと思う。この1年、チームの雰囲気とか士気はキャプテンの田代が上げてくれると最初から思っていたので、もちろん自分もそこに関わるけど自分の役割としてはコートの上で下級生を支えることが自分の一番大きな役割だと思っていた。2年前の代の梶さん(梶原聖大=18年度卒)みたいにチームを下から支える選手になるって自分は目指していた。その役割をするためにこの1年は必死だった。自分のなりたい選手像にはなれたのかなと思う。関大での4年間はあっという間だった。1年生の時にこの東淀川体育館で体大とのチャレンジマッチの盛り上がりとか、4回生の悔しさとかを見てインカレに行けた時にどれだけすごい達成感を得られるのかなとか、こんなにもいろんなチームの4回生が必死にインカレに懸けてる姿を見て、自分もそういう選手、そういうチームの一員になりたいと思った。インカレに向けて、学生生活を懸けられる姿がかっこよくて、憧れて、この4年間やってきた。学年が上がるごとに試合に出る機会は増えて、けがで苦しんだ時期もあったけど視野も広がって、いろんな部活の人とかも関わるようになって、1つの目標に向かって頑張れるこの環境はすごくいいものだなと感じた。すごく成長することができた4年間だったと思う。同期は主張する子が少ない学年。でも、ちゃんと頭の中では考えてるってことは1年生の時からわかっていたから当たり前だけど、チームの雰囲気を乱すような人はいなかったし、すごく協力的な同期が多かった。すごく助けられたし、いい同期を持ったと思う。今年のチームはすごく仲が良くて、上下関係なく指摘し合える関係で、すごい良いチームだったと思う。俺らは例年の代に比べて勝負所で最後にボールを任せられる人がいなくて、その部分に関してはずっと後輩に頼ってきた。その役割をずっと担ってきてくれた3回生、2回生は力は絶対にある。来年、その力をしっかり発揮してもっと良いチームを作ってもらいたい。自分の後輩がインカレに行ったって自慢したいので、インカレに行って欲しいです」
▼中谷開学生コーチ(4年)
「ここは取りたいってところ、今年で言えば関学や体大に良いゲームができたのに、落としちゃいけないところで落としてしまった。それが最後ギリギリインカレに行けるか行けないかのところに直結した。そこが悔しい部分。やっぱり、本当にインカレに行きたかったっていうのはある。今年は、田代がすごく引っ張ってくれて、4回生も最初は不安な部分があったけど最後はすごく良くなってたと思う。カズ(秋岡)も紳太郎(菅原)もそうだし、Bチームの人たちもすごく頑張ってた。一体感を大事にしようってことは田代がずっと言っていて、AもBも一緒に練習することはあまりなかったけど、チームとしての一体感はあったと思う。会場で応援することが今年はできなくて、画面を通しての応援になってなかなか一緒に戦えている感じが去年と比べると無かったかもしれない。だけど、一体感は4回生を中心に今年はすごくあった。そこは良かったと思う。バスケ部にいた時間はすごく早く過ぎて、本当にあっという間だった。みんなより後に入って、最後も1カ月間ぐらいあまり部活に行けなくて、すごくしんどいことはめちゃくちゃ多かった。体育館に行きたくないと思うこともたくさんあった。だけど、すごく充実した3年間だった。同期には感謝しかない。特にはっちゃん(橘初音学生コーチ=4年)は学生コーチとして一緒にやってきて、たくさん迷惑をかけたこともあったと思う。初音がいてくれたお陰で最後までやれたと思う。バスケは自分にとって無くてはならないもの。田代が今年すごくまとめてくれて、それがいなくなっちゃうのは竹村とか岸はすごく大変になると思う。だけど、あの子たちなら大丈夫だと思っているし、今のBの3回生、服部(服部弘聖=3年)や将梧(早川将梧=3年)、森(森亮太=3年)も克樹(石井克樹=3年)もすごく真面目にやっていてBをすごくまとめてくれているから全然心配は無い。しんどいことも多いと思うけど、来年はインカレに行けると思うし、絶対に行ってほしい」
▼竹村
「勝ちたかった。相手の勢いにやられてしまった。相手がいつもと違う守りしてきていて、それに対してシュートが決めきれなかった。オフェンスの流れが良くなかった。相手のサイズが大きくてそこに対応できていなかった。昨日も今日もディフェンスはロースコアで守れていたけど、得点が取れていないからそこが課題。このリーグは自分も声出してたけど、それ以上に自分がミスしたり、交代で下がったときに4回生がみんな声をかけてくれて、やっぱりすごく支えられているなと感じた。4回生はほんまにみんないい人たちばかりだし、大学に入ってから一番長く一緒にやってきた代だから、本当に一緒にインカレに行きたかった。4回生として、すごく引っ張ってくれて、練習中も試合中も最上級生らしい人たちばかりだった。ベンチに入ってない4回生もいたけど、その人たちもみんな仲良くしてくれたし、頑張れよって声をかけてくれる優しい人たちだった。ほんまにいいチームだったし、だからこそ、ほんまに一緒にインカレに行きたかった。自分が今までの4回生からすごくいい指導をしてもらった。特に今年の4回生、キャプテンのたっぴー(田代)と副キャプテンのたろう(菅原)がほんまにキャプテン副キャプテンらしくめっちゃ声をかけてくれた。自分がこれから一番上に立つ上で一番目標というか、たくさん吸収できるものを持ってる2人だった。一番上になるからプレーでも俺と岸は引っ張っていかないといけない。それだけじゃなくて、キャプテン副キャプテンとしてチームをまとめていかないといけない。今まであまり言ってこなかったことや流していた部分もあるから、キャプテンになったら時には嫌われるようなことも覚悟して言わないといけない。正直今までのキャプテンは厳しいことを、たっぴー(田代)とかは結構声に出していたけど、ほんまに厳しく言うことができていない部分もあったと思う。自分が態度とかプレーとかをしっかりするのは前提で、バスケットのことに関してもっと厳しく言っていって、いいチームを作っていきたい。次のチームは仲が良いけど、まだまだ下級生が上級生にプレーのこととか、思うことを言えてない部分が多いと思う。そこをもっと上回生からプレーのことに対してたくさん喋ってみんなが勝つために必要なことを追求していけるように、みんながバスケットのプレーに対してもっと話し合えるような、そういう意味で仲良く、強いつながりのあるチームにしたい。競った時に負けないチームになりたい。目標はもちろんインカレ出場。最後に、4回生ほんまに大好きでした!」
▼岸
「今日は最初に得点が取れなかったことが大きかった。ディフェンスはよく守れてたけど、欲しいところで点が取れなかった。(自身のプレーについて)要所でスリーを打てたところはあったけど、そこで決めきれなかった。そこが少し悔いの残るところ。このリーグはインカレ出場を目標にやってきて最初、出だしが本当に良くて、インカレ行けるかなと思っていた。だけど、リーグ戦はそんなに甘くなかった。後から考えれば、学院とか龍谷とかに勝てていればと思ってしまう。自分たちの力不足もあって勝ちきれない試合が続いた。来年は4回生になるので崚(竹村)と一緒にチームを支えて、次こそはインカレに行きたい。今年の4回生は1つ上ということで、一番長い間一緒にやってきた。いい意味で上下関係も無く、仲が良くて本当に色々話せる先輩たちだった。紳太郎さん(菅原)も、カズさん(秋岡)も得点の部分でもすごく頼れる先輩たちだった。頼もしくて優しい4回生だった。コロナもあって、ヘッドコーチも変わって、色々難しいところもあったけど、キャプテンがチームをまとめてくれたお陰でここまで戦えたと思う。やっぱり田代さんが作ってきたチームかなと思う。来年も後輩にいいプレーヤーがいる。崚(竹村)はキャプテンを高校の時からずっとやっているのでそこは任せて、僕はプレーの部分であったり、試合中に声かけができるように支えていきたい。4回生らしく頑張っていきたい」
▼福島
「今日の試合は相手が結構大きくて、守れてたけどオフェンスが厳しかった。(自身のプレーについて)ペースを上げることができていたのは良かったけど、もう少し得点に絡みたかった。このリーグを通して、まだまだやれることがあったなと個人的には思った。去年のリーグ戦は1巡目の途中から出始めたけど、今年は初めて最初から出ることができた。その中で、まだまだ課題がたくさんあるなと感じた。今年のチームは田代さんを筆頭にみんなが引っ張ってくれて、みんな仲良くてほんまにいいチームだった。4回生にはすごくお世話になったし、もっと勝ちたかったし、本当にこのチームでインカレに行きたかった。この思いを忘れずに、来年こそインカレに行きます」