白星でリーグ締めくくった!
◇Substitute match of Kansai handball league 最終節◇10月11日◇対天理大◇天理大◇
【前半終了】関大11-9天理大
【後半終了】関大11-13天理大
【延長戦】関大3-2天理大
【試合終了】関大25-24天理大
接戦を制した!両者ともに譲らず延長戦にまでもつれ込んだ最終節。互いに点を取り合う激しい戦いの末、見事1点差で勝利を手にした。「追い付かれて苦しくなっても、みんなで声出して楽しくできた」(吉川歩里主将=人3)。リーグの締めくくりにふさわしい内容で戦い抜いた。

前半の立ち上がりから明るい雰囲気で試合を進めた関大。村田七奈子(法1)が次々に点を決めていき、流れをつかむ。この日もGK中山真侑(人3)の好セーブは顕在。GKながらピンチの際には自らフィールドでも活躍した。終盤では、なかなか点が決まらず一進一退の攻防を繰り広げた。何とかリードを保ち続けた関大は11-9と2点差を付けて前半を終えた。


続く後半。高岡咲良(法3)のサイドシュートが光るなど、果敢に攻撃を仕掛けて差を広げるが、負けじと立ち向かってくる相手に詰め寄られ、雲行きが怪しくなり始める。それでも、村田や髙岡の力強いシュートで追加点を挙げ、リードを保つ。だが、残り1分を切ったところで同点ゴールを決められ、試合は延長戦までもつれ込む。


前後半合わせて10分で行われた延長戦。開始直後に村田が先制。また、GK中山が好セーブで7㍍スローを阻止し、会場は大盛り上がりに。「中山が7㍍を止めた時に、勝利を確信しました」(中山昌幸監督)。関大優勢のゲームとなり始めるが、相手も必死に攻め込んでくる。今リーグで磨きをかけたディフェンスで何とか逃げ切り、接戦の末に勝利をつかみ取った。




「競った試合で3つとも勝てて。勝ち越せる力が付いたとまでは行かないけど、勝てたのは良かった」(高岡)。今リーグで3勝を挙げ、確実に力をつけている。今後は「速攻」に焦点を当て、さらに強いチームを目指して奮闘する。吉川主将率いる女ハンはまだ始まったばかりだ。【文・写真:竹中杏有果】
▼中川昌幸監督
「良かったね本当に。昨日今日で2敗してもおかしくないような感じやったから。中山が7㍍を止めた時に、勝利を確信しました。(今日に収穫は)ディフェンスやね。昨日も良かったけど、今日はもっと良かった。(課題は)オフェンスもっと点取りたいね。人数が少なくて、実戦練習が足りない。だから、それを自分らで考えながら、試合の中で進歩できたっていうのは、すごいことやと思う。やっぱり試合してなんぼ。よく頑張った。(今後は)2週間後に日本選手権の予選がある。今年は大阪の代表に選ばれてるから。『行くぞ!』とか言いたいけど、やっぱりまだそこまでのチームじゃないから。1つ1つ成長して、勝ちにつなげられたらなと思います」
▼吉川主将
「追い付かれて苦しくなっても、みんなで声出して楽しくできました。GKはほんとにさすがです(笑)。GKが本当のキーパーじゃなくても、ディフェンスで前で当たって打たせて。速攻は行けないんですけど、ディフェンスが結構機能してきたかなと思います。課題は速攻ですね。投げれるのにも関わらず、やっぱり今日も速攻の点が少なかったかなとは思います。今後は、速攻練習を増やして、守って速攻の形をできるようになればいいかなと思います」
▼中山
「今日も楽しかったです。7㍍は熱かったです(笑)。(髙岡は)サイドシュートが良かった。めっちゃ当たっていけてたんで。(チームは)今日はディフェンスが良くなった。課題は速攻かな。ディフェンスできてきた分、そこをつなげられたら結構強いかなと思います。私はフィールドとして、ディフェンスして速攻して勝っていきたいなと思います」
▼高岡
「もうずっと楽しかったです。今日は相手の4回生が最後で、結構盛り上げてくるかなと思ってたんで。こっちも負けずに、盛り上げていこうというのが目標で、それは達成できたかなという感じですね(笑)。(今日のチームは)七奈子が前半でバンバン点を取ってくれたので。気持ち楽にプレーできてやりやすかったです。課題は速攻かな。収穫は、競った試合3つとも勝てたこと。今までのチームでは結構負けてるのが多くて。そこを勝ち越せる力が付いたとまではいかないですけど、勝てたのは良かったと思います。春リーグとかも接戦ばかりの試合になると思うので、そこを勝っていけるようにしたいなと思います」